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AWS 認定デバイスのご紹介 (FreeRTOS)
このブログシリーズでは、2020 年から 2022 年上半期までの間に AWS デバイス認定プログラム (DQP) に登録済み、かつ国内で入手可能となっている主な「AWS 認定デバイス (ハードウェア)」をご紹介します。DQP の種類には FreeRTOS、IoT Core、IoT Core for LoRaWAN、IoT Greengrass がありますが、今回は FreeRTOS カテゴリーに焦点を当てます。
AWS デバイス認定プログラム (DQP) とは
AWS デバイス認定プログラム (DQP) は、ハードウェアパスに参加している AWS パートナー向けのプログラムです。DQP によって認定を受け、AWS パートナーデバイスカタログに登録されたデバイスは、すべてパートナーおよび AWS によって検証済みのため、お客様はニーズにあったデバイスを安心して導入できるようになります。DQP により認定を受けたデバイスには「AWS Qualified Device (認定デバイス)」バッジが付与されます。
FreeRTOS カテゴリーの AWS 認定デバイス
ルネサス RX ファミリ評価ボード (ルネサス エレクトロニクス株式会社) ルネサス RX ファミリは、高い演算性能と優れた低消費電力性能を実現するルネサスオリジナルの CPU コアを搭載した MCU (マイクロコントローラ) で、民生、産業、IoT など幅広い分野で採用されており、2022 年 1 月に累計出荷数 10 億個を突破しました。IoT 市場の拡大と共に、今すぐに IoT 機器の開発・試行ができる AWS 認定キットの需要が高まっています。RX では、キットのみならずお客様の IoT 機器の実現に貢献する様々なアプリケーションノートも準備しています。例えば、クラウド上のデータの可視化や機器の遠隔操作を容易にしたり、セキュアに OTA (Over-The-Air update) する仕組みなどです。新発売セルラー対応 CK-RX65N AWS 認定キットは、30 日分の SIM カードに加え 10 USD 分の AWS トライアルアカウント付きで、IoT 機器開発を今すぐ始めたい方に最適です。 デバイスタイプ:Development Kit |
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ルネサス RL78 ファミリ評価ボード (ルネサス エレクトロニクス株式会社) ルネサス RL78 ファミリは 2011 年の市場投入後、現在では月間 1 億個を超える出荷をしており、業界最小レベルの低消費電力を実現する 8/16 ビットマイコンとして確固たるポジションを築いています。RL78/G23 は RL78 ファミリの新世代ラインアップで、従来製品との互換性を維持しながらも、新プロセス採用や新機能による更なる低消費電力化、最大 768KB の大容量 Flash メモリ搭載、家電用途等のユーザーインタフェースとして要望の高い Capacitive Touch の実装、IoT 用途等で求められるセキュリティ機能の強化等を実現しています。IoT 時代のローエンドマイコンとして、センサノード、家電、バッテリー駆動機器等の様々なアプリケーション向けに最適です。 デバイスタイプ:Development Kit |
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ルネサス RA ファミリ評価ボード (ルネサス エレクトロニクス株式会社) ルネサス RA ファミリは、Arm® Cortex®-M コアに加えて、ルネサスが長年培ってきた実績豊富で使い勝手の良い周辺機能を備えた MCU で、TrustZone® と独自のセキュリティ暗号エンジンにより、IoT システムの運用に不可欠な高度なセキュリティ機能を提供しています。このため、民生・産業に加えて、多くの IoT 機器での採用が進んでいます。FreeRTOS をベースに、高品質なドライバやミドルウェアを備えた Flexible Software Package (FSP) は、お客様の柔軟なシステム開発をサポートします。新発売セルラー対応 CK-RA6M5 AWS 認定キットは、30 日分の SIM カードに加え 10 USD 分の AWS トライアルアカウント付きで、IoT 機器の試作開発を今すぐ始めたい方に最適です。 デバイスタイプ:Development Kit |
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ルネサス RZ/A2M 評価ボード (ルネサス エレクトロニクス株式会社) ルネサス RZ/A2M は、大容量 RAM 搭載を特長とする RZ/A シリーズの新ラインアップです。RZ/A2M は HMI (ヒューマンマシンインターフェース) 機能に適した特長を有し、カメラを使ったアプリケーションに最適となるよう開発されました。さらに、ルネサス独自 IP の動的再構成プロセッサ (DRP) を搭載することにより、画像のリアルタイム処理を低消費電力で実現します。さらに、イーサネットを 2 チャンネル搭載しネットワーク機能を強化、暗号ハードウェアアクセラレータも搭載してセキュア機能も強化しました。これにより、安心、安全にネットワーク接続が可能になります。AWS とのセキュアな環境をご利用いただくことで、アプリケーション開発に注力することができます。 デバイスタイプ:Development Kit |
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STM32ファミリ評価ボード (STマイクロエレクトロニクス株式会社) STの 32 bit 汎用マイクロコントローラ STM32 は、Arm® Cortex®-M を搭載し、広範な製品ポートフォリオを擁しているためユーザーに幅広い選択肢を提供しています。 Cortex-M4 を搭載し高性能かつ低消費電力を実現した STM32L4 および STM32L4+ をベースにしたディスカバリー・キットは、IoT 機器向けに最適な開発キットです。Arduino® Uno V3 やPmod ™ との接続に対応しているため、さまざまな専用アドオン・ボードを組み合わせることで、優れた拡張性を提供します。 Bleutooth® Low Energy SIG 仕様 v5.2 に準拠した STM32WB をベースにした評価ボードには、オープン開発プラットフォームで簡単に拡張できる STM32 Nucleo ボート (SoC 品実装) と、オーディオ、USB、ユーザ・ボタンなどアプリケーション開発のためのハードウェアを実装済のディスカバリー・キット (モジュール品実装) の両方が用意されています。 デバイスタイプ:Development Kit |
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PIC32MZ-W1: WFI32 ファミリ評価ボード (マイクロチップ・テクノロジー・ジャパン株式会社) Microchip 社の WFI32 ファミリは、2.4GHz 802.11b/g/n 無線をサポートするクラス最高の 1 チップ Wi-Fi MCU モジュールです。Ethernet, CAN/CAN-FD, USB, CVD Touch 等の豊富な周辺機能と高品質なアナログを備え、AWS クラウド向けに設定済みのセキュリティデバイス Trust&GO も搭載されおり、安全で信頼性の高い IoT 製品の制御に適しています。各国電波法認証/WFA 認証済の無線モジュール、豊富なシステムレベルのサンプルコードと効率的なプロトタイプ開発を支援するツールや詳細なオンラインのトレーニングコンテンツ等により、お客様はユーザーアプリケーション開発に集中できます。 デバイスタイプ:Development Kit |
※ 掲載は DQP 登録日順です
AWS デバイス認定プログラム (DQP) の進め方
STEP 1: AWS パートナーセントラルでハードウェアパスに参加する。
※ パスへの参加方法は AWS パートナー アライアンス手引書 (P.8) に記載があります
STEP 2: パートナーセントラル上部メニューの「デバイスの掲載」ページでデバイス情報を登録する。
STEP 3: AWS の貴社担当にご連絡ください。