Amazon Web Services ブログ

re:Invent 2021 クラウドオペレーショントラックの参加者ガイド

AWS re:Invent は、グローバルなクラウドコンピューティングコミュニティ向けに Amazon Web Services (AWS) が主催する「学習型カンファレンス」です。ぜひ 10回目の re:Invent へご参加いただき、AWS のリーダー達から最新情報を得て、深く学び、開発方法をご理解いただきたいと思います。記念すべき10回目のマイルストーンは、ラスベガス(11月29日~12月3日)とバーチャル(11月29日~12月10日)で開催されます。お客様とパートナーの健康と安全は引き続き最優先事項です。詳細については、健康対策のページをご覧ください。バーチャルフォーマットの詳細については、バーチャルセクションをご覧ください。まだ登録していない場合は、登録してお気に入りのセッションを保存することをお忘れなく。

re:Invent の クラウドオペレーション (Cloud Operations) トラックでは、AWSに標準で備わったガバナンス制御の仕組みによって、クラウド環境を迅速にセットアップ、プロビジョニング、オペレーションするために役立つセッションを提供しています。セッションレベルは中級(200)からエキスパート(400)までさまざまで、ビジネスイノベーションのペースを加速するのに役立ちます。この投稿では、見逃せない クラウドオペレーショントラックのセッションを紹介します。

ブレイクアウトセッション

AWS re: Invent のブレイクアウトセッションは講義形式で、1 時間の長さです。これらのセッションは AWS のエキスパート、お客様、パートナーによって提供され、通常、最後には 10 ~ 15 分の Q&A が含まれます。バーチャル参加の場合、ブレイクアウトセッションは re: Invent の翌週にオンデマンドで利用できるようになります。

レベル 200 — 中級

  • COP201 Gain enterprise visibility with AWS Cloud operation dashboards (AWS クラウドオペレーションダッシュボードでエンタープライズの可視性を獲得)

AWS 環境を大規模に運用するためのツールについて学びます。クラウドオペレーション、アプリケーション管理、コンプライアンス、セキュリティ、または上記のすべての分野に関わらず、AWS には、クラウドオペレーションを信頼性と可観測性を持って管理するためのツールとテクノロジーソリューションがあります。このセッションでは、設計上、常にセキュリティに準拠できる AWS ランドスケープの管理と運用に使用できるツールについて学習します。

  • COP202 Improving cost visibility and allocation (コストの可視性と配分の改善 )

財務の透明性を高め、ビジネスの複雑なニーズに合わせてカスタマイズされたコスト配分戦略を定義します。このセッションに参加して、最も複雑な組織であっても、ワークロードに固有のディメンションにまたがってコストと使用量を整理する方法を学びましょう。AWS Cost ExplorerAWS Cost and Usage ReportAWS Cost CategoriesAWS Application Cost Profiler などの AWS サービスを通じて、組織内で必要なコストの可視性と説明責任を確立し、ビジネスのように IT ショップの運営を開始できます。

  • COP203 Cost control and governance at scale (大規模なコスト管理とガバナンス)

組織内のイノベーションの速度を落とすことなく、クラウドの使用を管理し、不測のコストを回避できます。このセッションでは、AWS Budgets での自動コスト管理アクションや ML ベースの製品 AWS Cost Anomaly Detection などのガードレールの設定方法を学びます。コスト管理の分野における最新の機能強化を発見し、これらの保護手段を確立して、ビルダーが開発にフォーカスできるようにする方法を学びましょう。

  • COP205 Cloud operations at scale with AWS Managed Services (AWS Managed Services による大規模なクラウド運用)

2021 年初頭、AWS Managed Services (AMS) AMS Accelerate を追加しました。AMS Accelerate は、AWS のオペレーションエンジニアが、お客様やパートナーのエンジニアリングチームと協力して、AWS のセキュリティ、マネジメントおよび、ガバナンスサービスを使ってAWSのオペレーションサービス(モニタリング、バックアップ、パッチ、セキュリティオペレーションなど)を提供するものです。このセッションでは、GE (ゼネラル・エレクトリック社) から AMS をオペレーションスイートに追加した理由と実現した成果について聞き、AMS Accelerate の概要を説明します。

  • COP206 Observability, the open-source way(オープンソースによるオブザーバビリティ)

このセッションでは、Amazon Managed Service for Prometheus (AMP)Amazon Managed Grafana (AMG)、および AWS Distro for Open Telemetry (ADOT) のベストプラクティスと実際のユースケースについて学び、オブザーバビリティ(Observability=可観測性)を高める方法について学びます。オブザーバビリティの設定は、アプリケーションとインフラストラクチャの正常性を管理および維持するために重要です。AMP、AMG、ADOT などのオープンソースベースのソリューションを使用すると、コンテナ、Amazon EC2、およびオンプレミス環境で、ワークロードのオブザーバビリティを簡単にセットアップできます。

  • COP207 Inside Amazon operations: How Amazon Alexa gains observability (Inside Amazon operations: Amazon Alexaのオブざーばビリティを獲得する方法)

運用では、システムが非常に複雑なため、オブザーバビリティを達成するのが難しい場合があります。ただし、Amazon CloudWatch などの AWS オブザーバビリティサービスでは、AWS と AWS 以外のリソースの両方に関する問題を検出、調査、および修正して、運用の健全性を高めることができます。このセッションでは、最新のオブザーバビリティ機能と、Amazon Alexa が CloudWatch を使用して投資収益率を最大化し、日々のコストと使用量と予算を一致させる方法について学びます。Alexa は CloudWatch を使用して、支出と予算の大きな差異を特定し、過剰支出のリスクを管理し、トレンド予測を強調し、データを予測に使用することで、可視性を高めます。

  • COP219 AWS Cloud Operations Model panel discussion: A 360-degree view (AWS Cloud Operations Model パネルディスカッション:360 度の視点)

このセッションでは、AWS の業界リーダーと AWS のお客様と AWS パートナーが、AWS Cloud Operations Model による成功への道筋を共有します。Cloud Operations Model は、Amazon の 20 年以上にわたる運用管理における経験と顧客からのフィードバックに基づいて構築され、クラウド上で安全かつ正常に構築および運用するためのロール(役割)、プロセス、ツールを記述しています。このセッションに参加して、AWS がどのようにして社内のクラウド運用を可能にし、企業がどのようにこのモデルを使用して運用上の成果を推進し、そして AWS Managed Services (AMS) と AWS パートナーがクラウドへの移行に伴うお客様をサポートしている様子をご覧ください。

  • COP220 Automate account provisioning and customization with AWS Control Tower (AWS ControlTower でアカウントのプロビジョニングとカスタマイズを自動化)

ユーザーのニーズ、ビジネスポリシー、セキュリティポリシーを満たしていることを確認しながら、多数のアカウントを作成したり、定期的にアカウントを作成したりする必要がありますか。 その場合は、このセッションに参加して、AWS Control Tower マネージドアカウントをエンドユーザーに提供する前にプロビジョニングおよびカスタマイズする方法を学習してください。

  • COP221 Gain health and performance insights using Amazon CloudWatch (Amazon CloudWatch を使用してヘルスおよびパフォーマンスに関するインサイトを獲得)

運用上およびビジネス上の目標を達成するのは、データの可視性が低いままでは困難です。さまざまな質問に答えられる必要があります。「システムが稼働しているかダウンしているか」「エンドユーザーの経験は、速いですか、遅いですか?」など。オブザーバビリティソリューションは、アプリケーションとインフラストラクチャからデータを収集して分析するのに役立ちます。これにより、アプリケーションやインフラストラクチャの内部状態を把握し、アプリケーションの可用性とパフォーマンスに関するアラートを受け取り、トラブルシューティングを行い、問題を解決して、エンドユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。このセッションに参加して、Amazon CloudWatch の最新情報を学びましょう。

  • COP222 Maintain application availability and performance with Amazon CloudWatch (Amazon CloudWatch でアプリケーションの可用性とパフォーマンスを維持)

ユーザーの予期しない挙動を回避し、信頼できるパフォーマンスを維持することは非常に重要です。このセッションは、アプリケーションの可用性とパフォーマンスを維持してエンドユーザーエクスペリエンスを向上させる方法を学習したいアプリケーション開発者を対象としています。Amazon CloudWatch の最新情報についてもご覧ください。

  • COP223 Optimize your applications through user insights with Amazon CloudWatch (Amazon CloudWatch によるユーザーインサイトを使ったアプリケーションの最適化)

このセッションでは、アプリケーションのクライアント側のパフォーマンスを把握し、エンドユーザーエクスペリエンスを向上させる方法について学びます。次に、Amazon CloudWatch Synthetics を使用して、エンドポイントをプロアクティブに監視し、エンドユーザーのワークフローを 24 時間 365 日シミュレートすると同時に、問題に関するアラートを受け取る方法について説明します。最後に、Booking.comがCloudWatchを使用して完全なインサイトを得るために、ウェブアプリケーションモニタリングをどのように進化させているかをご覧ください。

  • COP224 Operate applications in cloud and hybrid environments using Systems Manager (Systems Manager を使用して、クラウド環境とハイブリッド環境でアプリケーションを運用する)

クラウドに移行する際、多くの企業はクラウド環境とハイブリッド環境の両方でアプリケーションワークロードを実行します。実証済みの AWS アプローチを使用して、数個(または数千)のアプリケーションをクラウドに迅速にデプロイすると同時に、オンプレミスへの投資による継続的な運用を保証します。このセッションでは、AWS Systems Manager を使用してサーバーを管理し、AWS とオンプレミスのデータセンターの運用データを 1 つのインターフェイスで表示および自動化する方法を学びます。

レベル 300 — 上級

  • COP301 Cloud compliance, assurance, and auditing (クラウドのコンプライアンス、保証、監査)

このセッションでは、Federal Risk and Authorization Management Program (FedRAMP)、米国国立標準技術研究所 (NIST) などで要求される標準規格のコンプライアンスを継続的に評価、管理、および維持する方法を学びます。また、Amazon S3Amazon DynamoDB などのサービス間での特権アクセスの監査など、さまざまな監査オプションについても説明します。予防的ガードレールや発見的ガードレール、その他の AWS サービスを使用して、ガバナンスとコンプライアンスを達成する方法を深く掘り下げます。

  • COP302 Best practices for centralized operations management on AWS (AWS での一元的な運用管理のためのベストプラクティス)

このセッションでは、安全、自動化、高信頼、高コスト効率な方法で、ミッションクリティカルなアプリケーションを構築、管理、運用する方法を学びます。このセッションでは、複数の AWS ソリューションで 1 つのコントロールプレーンを構成して、AWS、オンプレミス、およびハイブリッド環境のリソースを管理および統制する方法について説明します。このセッションでは、アプリケーション管理、インシデント管理、コンプライアンス管理を一元化し、ミッションクリティカルなアプリケーションとサービスをより適切に管理する方法を学びます。

  • COP312 Securing and governing your AWS environment at any scale (あらゆる規模の AWS 環境の保護と管理)

このセッションでは、AWS アカウントのセキュリティを管理し、AWS 環境を管理するためのベストプラクティスを学びます。これらのベストプラクティスは、始めたばかりの小規模なスタートアップ企業でも、AWS の最新情報を学び、実装したいと考えている大企業でも、あらゆる規模の組織に適用されます。議論するサービスには、AWS OrganizationsAWS Control TowerAWS Single Sign-OnAmazon Security HubAWS IAM (Identity and Access Management) Access Analyzer などがあります。

  • COP313 Inside Amazon operations: Operations automated at scale (Inside Amazon operations: 大規模なオペレーション自動化)

このセッションでは、120 万を超える Amazon EC2 インスタンスへのセキュリティエージェントのデプロイなど、AWS Systems Manager を使用してオペレーションを自動化する Amazon の CloudRanger ソリューションについて学びます。CloudRanger エージェントは Amazon EC2 インスタンスでテレメトリを収集し、問題が検出された場合は必要なアクションを実行します。Amazon がアプリケーションの可用性とパフォーマンスの重要な問題を迅速に解決するためにインシデント管理をどのように処理しているか、そして Systems Manager サービスの新しい機能についても学びます。

レベル 400 — エキスパート

  • COP401 Customizing and scaling your AWS Control Tower environment (AWS Control Tower 環境のカスタマイズとスケーリング)

AWS Control Tower は、安全なマルチアカウント AWS 環境をセットアップして管理する最も簡単な方法を提供します。ユーザーは、Customization for AWS Control Tower (CfCT) ソリューションを使用して、AWS Control Tower のランディングゾーンをさらにカスタマイズできます。このセッションでは、スケーラブルな CfCT パイプラインをデプロイするためのベストプラクティスについて説明します。これにより、カスタマイズを運用ランディングゾーンに昇格させる前に、より下位の環境でカスタマイズをテストできます。アイデンティティやネットワークの管理、ガバナンスなど、ランディングゾーンで検討すべき最も一般的な CfCT のカスタマイズについて説明します。

Builders’ Sessions

Builders Sessions は、AWS の専門家が主導する少人数のグループセッションで、サービスや製品の構築をガイドします。各 Builders’ Session は、構築しようとする内容についての簡単な説明またはデモンストレーションから始まります。デモンストレーションが完了したら、ラップトップを使用して AWS エキスパートによる実験と構築を行います。

レベル 300 — 上級

  • COP320 Application management on AWS (AWS での アプリケーション管理)

このビルダーのセッションでは、AWS Service Catalog AppRigstry の AWS アプリケーションを使用してリソースをグループ化および管理する方法を学習します。AWS でのアプリケーション管理の概要と、AWS Service Catalog AppRigstry と AWS Systems Manager Application Manager について学習します。次に、AWS Service Catalog を使用して 3 層ウェブアプリケーションを作成し、メタデータをアプリケーションに関連付けて、Amazon CloudWatch を使用してアプリケーションインサイトの生成、ダッシュボードの作成、AWS Systems Manager Automation Runbook の実行を実際に行います。

  • COP321 Observability for your cloud operations (クラウド運用におけるオブザーバビリティ)

このハンズオンビルダーズセッションでは、クラウド運用のオブザーバビリティについて学びます。Amazon CloudWatch と AWS X-Ray のユースケースから、ご自身の課題を選択してください。オブザーバビリティを開始し、一般的なユースケースを確認し、CloudWatch Metrics Math などの高度なトピックを試します。このセッションはラップトップが必要です。

  • COP322 Best practices for operational excellence (Operational Excellenceのためのベストプラクティス)

このビルダーセッションでは、AWS のクラウドオペレーションサービスを使用して 現代のエンタープライズで優れた運用(Operational Excellence)を維持する方法について深く掘り下げます。AWS Systems Manager などのサービスによる自動化、AWS Config による設定コンプライアンス、Amazon CloudWatch と AWS CloudTrail によるオブザーバビリティと監査可能性(auditability)の維持など、利用可能な多くのオプションをご紹介します。

Chalk Talks

Chalk Talks(チョークトーク)は、少人数の聴衆との非常にインタラクティブなセッションです。議論が繰り広げられるにつれて、専門家がデジタルホワイトボードで問題と解決策を案内します。各セッションは、AWS エキスパートによる短い講義(10 ~ 15 分)から始まり、続いて 45 分または 50 分の Q&A セッションが行われます。

レベル 200 — 中級

  • COP204-R1 と COP204-R2 Eight Ways to control and manage AWS costs (AWS のコストをコントロールおよび管理する 8 つの方法)

AWS の支出を管理し、AWS の請求およびコスト管理サービスを最大限に活用してください。ディスカッションに参加して、予算設定を改善し、コストの急増をプロアクティブに検出して対処する方法を探ります。購入コミットメントを選択および追跡する方法や、支出パターンに基づいて支出を削減するために使用できるリソースについて説明します。

  • COP208 AWS Managed Services: Security, compliance, and operations (AWS Managed Services: セキュリティ、コンプライアンス、オペレーション)

AWS マネージドサービス (AMS) は、何百もの組織が AWS インフラストラクチャをより効率的かつ安全に運用できるよう支援しています。どうやって実現しているか気になりますか? このチョークトークでは、AMS がお客様の AWS インフラストラクチャの運用と保護を支援するために使用する AWS のツール、プロセス、および人材について説明します。このセッションでは、組織のAWSインフラストラクチャが継続的に拡張する間においても、AMSがどのように問題を検出し、調査し、解決する方法について説明します。AMS の支援が必要な場合も、クラウド運用について新しい視点を得たい場合でも役に立つでしょう。

レベル 300 — 上級

  • COP303-R1 および COP303-R2 How to prepare your cloud environment for scale and migrations (クラウド環境を拡張および移行に備えるための準備方法)

ガートナー社によると、データセンターの閉鎖を計画している企業は、今日では 10% のところ、2025年までに 80% になるとしています。このチョークトークでは、クラウドの基盤と AWS Well-Architected Framework Management and Governance Lens からベストプラクティスを学びます。移行、運用の効率性、ビジネスニーズに合わせて拡張できる、適切に設計された AWS 環境を持つことの重要性について学びます。

  • COP304 Application management best practices on AWS (AWS でのアプリケーション管理のベストプラクティス)

このチョークトークでは、クラウドパターンを標準化し、コンプライアンスを維持しながら開発時間を短縮することで、アプリケーション管理を簡素化する方法を学びます。AWS Service Catalog AppRigstry と AWS Systems Manager Application Manager を使用して、開発のスピードを維持しながら、アプリケーションのガバナンスとバージョンコントロールを組み込む方法について説明します。AWS Systems Manager、Amazon CloudWatch、AWS Service Catalog、および AWS Organizations を使用して、組織全体のクラウドエンジニアリングチームが一貫してアプリケーションを構築およびデプロイする方法について説明します。

  • COP305-R1 および COP305-R2 Cloud compliance and auditing best practices on AWS AWS でのクラウドコンプライアンスと監査のベストプラクティス

このチョークトークでは、AWS のクラウドオペレーションサービスを使用して、業界と設定のコンプライアンスを達成するためのさまざまな方法を学びます。また、 Federal Risk and Authorization Management Program(FedRAMP) や米国国立標準技術研究所 (NIST) など、正式なコンプライアンス基準に対して適切な監査を維持する方法など、監査可能性のベストプラクティスについても学びます。

  •  COP306-R1 および COP306-R2 Observability best practices on AWS (AWSにおけるオブザーバビリティのベストプラクティス)

このチョークトークでは、AWS でアプリケーションを効率的に実行するためのオブザーバビリティのベストプラクティスを学びます。CloudWatch ServiceLensAWS X-Ray を使用してアプリケーションコンポーネントを可視化し、ボトルネックの特定に役立つ Amazon CloudWatch Synthetics などのソリューションでエンドユーザーエクスペリエンスをモニタリングする方法を説明します。また、CloudWatch Container InsightsCloudWatch Lambda Insights を使用して、コンテナ化されたインフラストラクチャとサーバーレスインフラストラクチャのワークロードを管理する方法についても説明します。混乱を断ち切り、オブザーバビリティのためにテレメトリを深く掘り下げるより良い方法をお探しですか? CloudWatch Logs InsightsX-Ray Analyticsと、メトリクス分析機能の詳細をご覧になり、アプリケーションとインフラストラクチャの問題を切り分ける方法についても学びましょう。

  • COP314 Best practices for operating in a modern enterprise (現代の企業で運用するためのベストプラクティス)

このチョークトークでは、AWS のクラウドオペレーションサービスを使用して、現代のエンタープライズでOperational Excellence を維持する方法を学びます。AWS Systems Manager などのサービスによる自動化、AWS Config による設定コンプライアンス、Amazon CloudWatch と AWS CloudTrail によるオブザーバビリティと監査可能性の維持など、利用可能な多くのオプションをご紹介します。

  • COP315 Observability on a single platform on AWS (AWS 上の単一プラットフォームでの可観測性)

このチョークトークでは、Amazon CloudWatch が、AWS とオンプレミスのサーバーで実行されるリソース、アプリケーション、サービスの統一されたビューを提供するために、ログ、メトリクス、イベントの各形式でモニタリングおよび運用データを収集する方法を学びます。CloudWatch を使用して、異常な動作の検出、アラームの設定、ログとメトリクスの突き合わせ(side-by-side)による視覚化、自動化されたアクションの実行、問題のトラブルシューティング、アプリケーションの円滑な実行を維持するためのインサイトを提供する方法について説明します。AWS X-Ray が、アプリケーションとその基盤となるサービスのパフォーマンスを把握し、根本原因となる問題やエラーを特定してトラブルシューティングするのにどのように役立つかをご覧ください。

  • COP316-R1 および COP316-R2 Open-source observability (オープンソースによるオブザーバビリティ)

このチョークトークでは、ワークロードの拡大または縮小に合わせて Amazon Managed Service for Prometheus (AMP) が自動的にスケーリングし、AWS セキュリティサービスと統合して、データへの高速かつ安全なアクセスを可能にする方法について深く掘り下げます。Amazon Managed Service for Grafana (AMG) を使用して、本番環境で Grafana サーバーのプロビジョニング、ソフトウェアの設定と更新、セキュリティとスケーリングに伴う重労働を行うことなしに、メトリクス、ログ、トレースを分析する方法をご紹介します。

  • COP317 Governance and application management on AWS (AWS でのガバナンスとアプリケーション管理)

このチョークトークでは、アプリケーションを使用して、1 つのユニットとして動作する論理グループ内の AWS リソースを管理する方法について深く掘り下げます。これらの論理グループを使用して、アプリケーションのさまざまなバージョン、オペレーターの所有権の境界、開発者環境などを表すことができます。コンテナクラスター、Amazon EC2、AWS CloudFormation などのリソースを管理する方法、アプリケーションと関連リソースのリポジトリを作成する方法、アプリケーションメタデータを定義および管理する方法について説明します。アプリケーションメタデータは、環境全体のアプリケーションとリソースを理解するために使用できます。

  • COP318 Best practices for effective application management at AWS (AWS での効果的なアプリケーション管理のためのベストプラクティス)

このセッションでは、アプリケーション内のリソースをエンドツーエンドで管理するためのベストプラクティスを紹介します。AWS Service Catalog AppRigstry アプリケーションを使用して、タグとタグベースのリソースグループを使用してリソースを整理する方法について説明します。また、アプリケーション管理のための属性ベースのアクセス制御についても説明します。また、AWS Systems Manager Application Manager を使用して、運用状況とコンプライアンスのステータスを監視し、アプリケーションに対して Runbook を実行することもできます。コンソールと API による変更を CloudFormation スタックと同期する方法を示します。最後に、同期されたスタックを使用して、手動で作成したリソースから移行して、クローンを新しい環境に再デプロイする方法を説明します。

  • COP319 Best practices for multi-account environments (マルチアカウント環境におけるベストプラクティス)

このチョークトークでは、クラウドガバナンスを設定して複雑さを軽減し、市場投入までの時間を短縮するための重要な決定ポイントについて解説します。セキュアなマルチアカウントクラウド環境を管理する方法と、アカウント管理、セキュリティ境界の分離と構造、構成コンプライアンスの可視化に関するベストプラクティスについて説明します。AWS Control Tower を新規および既存のアカウントに拡張することの重要性、AWS Organizations の構造に関する考慮事項、および企業全体のガードレール管理のベストプラクティスについて説明します。

ワークショップ

ワークショップは 2 時間のインタラクティブな学習セッションで、少人数のグループチームで AWS のサービスを使用して問題を解決します。各ワークショップはメインスピーカーによる短い講義(10~15分)から始まり、残りの時間はグループとして働きます。あなたのラップトップと学ぶ意欲を持って準備をしてください!

レベル 300 — 上級

  • COP307 Observability best practices for modern and traditional applications (最新のアプリケーションと従来のアプリケーション向けの Observability のベストプラクティス)

システムが非常に複雑 で、オブザーバビリティの達成が難しい場合があります。データセンターでもクラウドでも、Operational Excellence を達成し、ビジネス目標を達成するには、システムのパフォーマンスを理解する必要があります。このワークショップでは、最新のアプリケーションと従来のアプリケーションの可視性を確保し維持しながら、オブザーバビリティを使用して問題を検出および調査する方法について深く掘り下げます。最も一般的なユースケースを実際に体験し、オブザーバビリティを使用するタイミングを理解し、利用可能な最新機能について学習して実装し、AWS ネイティブとオープンソースの両方で、拡大するオブザーバビリティソリューションについて学びます。

  • COP308 Cloud operations on AWS (AWS でのクラウドオペレーション)

このハンズオンワークショップでは、インフラストラクチャやアプリケーションなど、クラウド環境とオンプレミス環境を運用する方法を深く掘り下げます。インフラストラクチャの管理と自動化、アプリケーション管理とガバナンス、コンプライアンスの管理と保証に重点を置く、実践的な課題を自分で選べます。

  • COP309 Managing multi-account environments following best practices (ベスト・プラクティスに従いマルチアカウント環境を管理する)

ほとんどのお客様は、AWS クラウドサービスの利用に複数の AWS アカウントを使用しています。このワークショップでは、AWS の大規模なお客様の多くがクラウド環境のスケーリングに使用している、マルチアカウントの基本的な概念とパターンについて説明します。AWS が推奨するプラクティスに従い、AWS アカウントを作成して整理する方法を学習します。また、アイデンティティとガードレール、タグガバナンス、ネットワーキング、ログ機能という、クラウド環境の 4 つの基盤要素を実装する方法についても説明します。

  • COP310 Cloud compliance and assurance (クラウドのコンプライアンスと保証)

このハンズオンワークショップでは、クラウドにおけるコンプライアンスとセキュリティのドリフト(差異)を評価および管理する方法を学びます。コンプライアンス管理の自動化、継続的な監視、継続的な評価、自動化された証跡の収集とレポート作成に、3 つの防衛線 (three lines of defence) をマッピングする方法について説明します。また、クラウドのコンプライアンスと保証に関連するサービスを使用して、ビジネスオーナー、運用、セキュリティ、コンプライアンス、監査の各チーム間のサイロ化を解消する方法に関するガイダンスを受けることができます。

  • COP311 Build your own customizable cost reporting dashboards (カスタマイズ可能なコストレポートダッシュボードを構築)

AWS のコストと使用パフォーマンスの追跡、組織内でのコスト効率の高い消費行動の推進、コスト意識の高いアーキテクチャの決定を行うための実用的なインサイトを得ることができます。このワークショップに参加して、AWS Cost and usage report を Amazon QuickSight と統合し、お客様とお客様のビジネスにとって有意義な特定の KPI とコスト削減の機会を視覚化する独自のダッシュボードを構築する方法を学びましょう。

これらのセッションに加えて、AWS のリーダーが AWS テクノロジーの最新の進歩を共有し、将来の製品の方向性を示し、説得力のある成功事例を通じてモチベーションを高める、リーダーシップセッションも提供しています。また、イベント全体を通して、新しくエキサイティングな AWS のサービスや機能が発表されることも予定しています。

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作者について

Harshitha Putta

Harshitha Putta は、ワシントン州シアトルで AWS プロフェッショナルサービスを担当するシニアクラウドインフラストラクチャアーキテクトです。AWS のサービスを使用して革新的なソリューションを構築し、お客様のビジネス目標の達成を支援することに情熱を注いでいます。彼女は家族や友人と過ごしたり、ボードゲームやハイキングを楽しんだりしています。

原文はこちらです。翻訳はSA 大村 (@yktko)が担当しました。