Amazon Web Services ブログ
AWS における VMware ワークロードの次なる展開は?
本稿は、2024 年 11 月 25 日に AWS Blog で公開された “What’s Next for VMware Workloads on AWS?” を翻訳したものです。
AWS と VMware (現在は Broadcom の一部) は、VMware のお客様が、クラウドのスケーラビリティ、俊敏性、コスト面でのメリットを実現し、VMware ベースのワークロードを AWS へ簡単に移行・モダナイズできるようにするため、2016 年から投資とイノベーションを行ってきました。過去 1 年間に行われた VMware 関連の何百件もの会話の中で、お客様もパートナーも、AWS で VMware ベースのワークロードを実行する際のエクスペリエンスを向上させるオプションを探している、という声を多くいただきました。
AWS は、VMware ベースのワークロードをクラウドで実行するにあたり、VMware のお客様に最も多くの選択肢と柔軟性を提供することに全力を注いでいます。また、お客様のニーズをサポートするために、移行とモダナイゼーションのパス、プログラム、パートナーシップを拡大し続けています。Broadcom の VMware Cloud on AWS マネージドサービスを選択したお客様以外にも、使い慣れた VMware ツールと組み合わせて AWS の弾力性と拡張性を簡単に利用できる、ファーストパーティの AWS サービスを好むお客様もいると聞いています。
AWS における VMware のニーズへの対応 — Amazon Elastic VMware Service
Amazon Elastic VMware Service (Amazon EVS) のプレビューを開始したことをお知らせできることを嬉しく思います。これは、お客様が Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC) 内で VMware Cloud Foundation (VCF) を実行するための新しいネイティブ AWS サービスです。この新しいサービスにより、お客様は VMware Cloud Foundation のライセンスポータビリティ資格を利用して、VMware ベースのワークロードを AWS の他のアプリケーションと並行して AWS 上で実行できます。Amazon EVS はデプロイを簡素化し、すぐに使用できる VCF 環境を提供するため、お客様はオンプレミスで既に使用しているものと同じ VCF ソフトウェアを使用しながら、VMware ベースの仮想マシンを AWS へ迅速に移行できます。
Amazon EVS は、リファクタリングやプラットフォーム変更を行わずに、AWS の俊敏性、コスト削減、拡張のメリットを引き出します。お客様は、Amazon EVS のガイド付き設定と自動デプロイを使用すれば、わずか数時間で完全な VCF 環境をセットアップでき、AWS 上でアプリケーションを移動、拡張、スケーリングできます。Amazon EVS を利用すると、お客様固有のワークロードに合わせて高度に最適化されたインフラストラクチャを柔軟かつ制御できるようになり、IP アドレスの変更、スタッフの再トレーニング、運用ランブックの書き直しを行うことなく、オンプレミスネットワークの拡張やワークロードの移行を自由に行えます。Amazon EVS のお客様は、バックアップ、ディザスタリカバリ、ストレージ用のサードパーティ製ツールを含め、使い慣れた VCF の機能やツールを管理、監視、自動化に使用できます。お客様は、他の AWS ネイティブ機能を使用してこれらのワークロードを簡単に強化し、時間をかけてモダナイズすることを検討できます。
お客様やパートナーにネイティブの AWS ソリューションを提供すると同時に、AWS サービスによるモダナイゼーションへの道筋を提供することで、VMware ユーザーに最高のクラウド体験を提供するという取り組みを継続できることを嬉しく思います。
re:Invent 2024 で詳細をご確認ください
Amazon Elastic VMware Service は re: Invent 2024 でプレビュー版としてリリースされる予定です。Amazon EVS の特徴と機能に関する詳細なセッションに、対面またはオンラインで参加してください。 Amazon EVS に関心のあるお客様やパートナー様は、AWS の担当者にお問い合わせください。
Amazon Elastic VMware Service: Start your modernization journey with AWS
太平洋標準時 12 月 5 日(木) | 午後 2 時 30 分 – 午後 3 時 30 分
ディープ・ダイブ・セッション:Amazon Elastic VMware Service
太平洋標準時 12 月 3 日(火) | 午後 4 時 30 分 – 午後 5 時 30 分
マイグレーション & モダナイゼーション イノベーショントーク
太平洋標準時 12 月 3 日(火) | 午後 5 時 30 分 – 午後 6 時 30 分
スピーカー:Asa Kalavede, バイスプレジデント, マイグレーション & モダナイゼーション, AWS
AWS for VMware エキスポ・ブース
AWS Expo Hall ではデモンストレーションや、Amazon Elastic VMware Service の専門家に会って話を聞くことができます。
AWS for VMware 専用ブレイクアウト・セッション
Amazon EVS ブレイクアウトを含む、AWS for VMware に特化したテクニカルセッションにご参加ください。
AWS for VMware re:Invent 2024 参加者ガイド
re:Invent における AWS for VMware 関連のすべての学習機会をご活用ください。
この投稿の翻訳は Solutions Architect の有岡が担当させていただきました。原文記事はこちらです。