革新、S3ストレージ管理の4つの新機能

Amazon S3ストレージ管理機能のますます充実するポートフォリオに、新たな機能を発表します。これらにより、ストレージの分析と管理を効率化することができます。本日のリリースに含まれるものは以下です。

S3オブジェクトのタグ付け – S3オブジェクトのタグ付けにより、Amazon S3オブジェクトのアクセスを管理および制御できます。 S3オブジェクトタグは、S3オブジェクトに適用されるキーと値のペアであり、オブジェクトの存続期間中にいつでも作成、更新、または削除できます。これらを使用すると、IDおよびアクセス管理（IAM）ポリシーの作成、S3ライフサイクルポリシーの設定、およびストレージメトリクスのカスタマイズが可能になります。これらのオブジェクトレベルタグは、ストレージクラス間の遷移を管理し、バックグラウンドでオブジェクトを期限切れにすることができます。

S3分析、ストレージクラス分析 – ストレージクラス分析により、ストレージアクセスパターンを分析し、適切なデータを適切なストレージクラスに移行することができます。この新しいS3 Analytics機能は、アクセス頻度の低いストレージを低頻度アクセスに移行するための最適なライフサイクルポリシーを自動的に識別します。バケット、プレフィックス、またはオブジェクトタグ全体を監視するようにストレージクラス分析ポリシーを構成できます。頻度の低いアクセスパターンが観察されると、その結果に基づいて新しいライフサイクルエイジポリシーを簡単に作成できます。ストレージクラス分析では、AWS Management Consoleでストレージの使用状況を毎日視覚化することもできます。これらをS3バケットにエクスポートして、Amazon QuickSightなどのビジネスインテリジェンスツールを使用して分析することができます。

S3インベントリ – S3インベントリを使用して、ビジネスワークフローと大規模なデータジョブを簡素化、高速化することができます。S3インベントリは、Amazon S3の同期リストAPIのスケジューリングされた代替手段を提供します。 S3インベントリは、オブジェクトとそれに対応するメタデータのCSV（カンマ区切り値）フラットファイル出力をS3バケットまたは共有プレフィックス用に毎日または毎週提供します。

S3 CloudWatchメトリクス – 13の新しいS3 CloudWatchメトリクスを監視して警告することにより、Amazon S3を使用するアプリケーションのパフォーマンスを理解し、向上させます。 1分のCloudWatchメトリクスを受信し、CloudWatchアラームを設定し、CloudWatchダッシュボードにアクセスして、ダウンロードしたバイトやAmazon S3ストレージの4xx HTTPレスポンスのカウントなどのリアルタイム操作とパフォーマンスを表示できます。クラウドストレージに依存するWebアプリケーションやモバイルアプリケーションの場合、これらを使用すると、運用上の問題を迅速に特定して対応できます。デフォルトでは、S3バケットレベルで1分のメトリクスが利用可能です。また、共有プレフィックスまたはオブジェクトタグを使用して収集されたメトリクスのフィルタを柔軟に定義でき、メトリクスを特定のビジネスアプリケーション、ワークフロー、または内部組織に合わせることができます。

AWS Management Consoleから使い始めることができます。詳しくは、Developer Guideをご覧ください。

原文：Revolutionizing S3 Storage Management with 4 new features（翻訳：半場 光晴）