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新規 – Amazon FSx for Lustre のファイルリリース

Amazon FSx for Lustre は、オープンソースの Lustre ファイルシステムのスケーラビリティと高いパフォーマンスを備えたフルマネージド型共有ストレージを提供し、Linux ベースのワークロードをサポートします。FSx for Lustre は、ストレージ速度とスループットを重視するワークロードに向いています。これは、FSx for Lustre が、人工知能 (AI) や機械学習 (ML)、ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC)、金融モデリング、メディア処理を含むワークロードにおいて、ストレージボトルネックを回避し、コンピューティングリソースの使用率を高め、価値を生み出すまでの時間を短縮できるためです。FSx for Lustre は Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) とネイティブに統合され、自動インポートとエクスポートによって双方向の変更を同期するため、高性能な POSIX 準拠のファイルシステムを通じて Amazon S3 データレイクにオンデマンドでアクセスできます。

FSx for Lustre のファイルリリースを8月9日に発表いたしました。この機能により、Amazon S3 と同期されたファイルデータをリリースして、データライフサイクルを管理することができます。ファイルリリースによってストレージスペースが解放されるため、Amazon S3 から FSx for Lustre の遅延読み込みによってリリースされたファイルへのオンデマンドアクセスを保持しながらも、引き続きファイルシステムに新しいデータを書き込むことができます。リリースするディレクトリを指定し、オプションで最終アクセスからの最短時間を指定すると、指定したディレクトリのデータと、最終アクセスからの最短時間 (指定されている場合) のみがリリースされます。ファイルリリースは、使用頻度の低いファイルデータを S3 に移動させることで、S3 階層化を活用できるようにするので、データライフサイクル管理において有用です。

ファイルリリースタスクは、AWS マネジメントコンソールを使用して開始するか、AWS CLI、AWS SDK、または一定間隔でリリース・タスクをスケジュールする Amazon EventBridge スケジューラを使用して API コールを行うことで開始されます。必要に応じて、リリースタスクの終了時に完了レポートを受け取るように選択できます。

リリースタスクの開始
例として、コンソールを使用してリリースタスクを開始する方法を見てみましょう。リリースするファイルの条件 (ディレクトリや最終アクセスからの時間など) を指定するために、リリースデータリポジトリタスク (DRT) を定義します。DRT は、Amazon S3 と同期され、指定された条件を満たすすべてのファイルをリリースします。リリース DRT は順番に処理されるということに注意してください。つまり、別の DRT (インポートやエクスポートなど) の進行中にリリース DRT を送信すると、リリース DRT はキューに入れられますが、インポートまたはエクスポート DRT が完了するまでは処理されません。

: データリポジトリの関連付けを機能させるには、ファイルシステムの自動バックアップを無効にする必要があります (これを行うには、[バックアップ] タブを使用してください)。次に、ファイルシステムと関連付けられた S3 バケットが同じ AWS リージョンにあることを確認します。

FSx for Lustre ファイルシステム my-fsx-test が既にあります。

ファイルシステム上のディレクトリと S3 バケットまたはプレフィックスとの間のリンクである、データリポジトリの関連付けを作成します。

ファイルシステムに関連付ける S3 バケット名または S3 プレフィックスを指定します。

データリポジトリの関連付けを作成したら、[リリースタスクの作成] を選択します。

リリースタスクは、特定の条件に基づいてリリースしたいディレクトリまたはファイルをリリースします (このリリースが機能するためには、これらのファイルまたはディレクトリを S3 バケットと同期する必要があることに再度ご留意ください)。(ディレクトリに加えて) リリースのための最短最終アクセスを指定した場合、それ以降最近にアクセスされていないファイルがリリースされます。

この例では、完了レポートを [無効にする] を選択しました。しかし、完了レポートを [有効にする] を選択した場合、リリースタスクはリリースタスクの終了時にレポートを生成します。

リリースされたファイルには、既存の FSx for Lustre 機能を使用して引き続きアクセスでき、Amazon S3 からオンデマンドでデータをファイルシステムに自動的に取得することができます。これはリリースされても、メタデータがファイルシステムに残るためです。

ファイルをリリースしても、ファイルシステムが容量一杯となることを自動的に防ぐわけではありません。次のリリースタスクを実行する前に、使用可能なストレージ容量を超えるデータを書き込まないようにすることが重要です。

今すぐご利用いただけます
本日より、FSx for Lustre のファイルリリースは、FSx for Lustre がサポートされているすべての AWS リージョン、Lustre バージョン 2.12 以降を実行しているすべての新規または既存の S3 リンクファイルシステムでご利用いただけます。FSx for Lustre のファイルリリースでは、追加コストは発生しません。ただし、後でファイルシステムから再びアクセスするファイルをリリースした場合、それらのファイルがファイルシステムに読み込まれる際に、通常の Amazon S3 リクエストとデータ取り出しのコストが発生します (該当する場合)。

詳細については、Amazon FSx for Lustre ページにアクセスしてください。また、AWS re:Post for Amazon FSx for Lustre、または通常の AWS サポートの担当者までフィードバックをぜひお寄せください。

Veliswa

原文はこちらです。