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新機能— 最新世代のインテル Xeon スケーラブルプロセッサを搭載した Amazon EC2 R6i メモリ最適化インスタンス
8 月に最新世代のインテル Xeon スケーラブルプロセッサ (コードネーム Ice Lake) を搭載した汎用 Amazon EC2 M6i インスタンスを導入しました。このインスタンスは、全コアターボ周波数 3.5 GHz です。コンピューティング最適化 EC2 C6i インスタンスも先月利用可能になりました。
2021 年 11 月 22 日(米国時間)、第 6 世代の x86 ベースの製品を拡大し、メモリを最適化した Amazon EC2 R6i インスタンスを提供できることを嬉しく思います。
R5 インスタンスと比較した新しい R6i インスタンスの利点を簡単にまとめると、次のようになります。
- より大きなインスタンスサイズ (r6i.32xlarge) で 128 vCPU と 1,024 GiB のメモリを搭載し、ワークロードの統合やアプリケーションのスケールアップをより簡単に、よりコスト効率よく行うことができます。
- 最大 15% 向上したコンピューティングプライスとパフォーマンス
- メモリ帯域幅が最大 20% 向上
- Amazon Elastic Block Store (EBS) では最大 40 Gbps、ネットワーキングの場合は最大 50 Gbps で R5 インスタンスの 2 倍に
- 常時オンのメモリ暗号化
R6i インスタンスは、SAP Certified を取得しており、SQL や NoSQL データベース、Memcached や Redis などの分散型ウェブスケールインメモリキャッシュ、インメモリデータベース、Apache Hadoop や Apache Spark クラスターなどのリアルタイムビッグデータ分析など、メモリを多用するワークロードに最適です。
M6i および C6i インスタンスと比較すると、vCPU あたりに搭載されるメモリの量が異なるだけです。R6i インスタンスは以下の 10 種類のサイズで利用できます。
名前 | vCPU | メモリ (GiB) |
ネットワーク帯域幅 (Gbps) |
EBS スループット (Gbps) |
r6i.large | 2 | 16 | 最大 12.5 | 最大 10 |
r6i.xlarge | 4 | 32 | 最大 12.5 | 最大 10 |
r6i.2xlarge | 8 | 64 | 最大 12.5 | 最大 10 |
r6i.4xlarge | 16 | 128 | 最大 12.5 | 最大 10 |
r6i.8xlarge | 32 | 256 | 12.5 | 10 |
r6i.12xlarge | 48 | 384 | 18.75 | 15 |
r6i.16xlarge | 64 | 512 | 25 | 20 |
r6i.24xLarge | 96 | 768 | 37.5 | 30 |
r6i.32xlarge | 128 | 1024 | 50 | 40 |
r6i.metal | 128 | 1024 | 50 | 40 |
この新しい R6i インスタンスは、M6i および C6i インスタンスと同様に、 AWS Nitro System をベースに構築されています。Nitro System は、従来の仮想化機能の多くを専用のハードウェアにオフロードし、高性能、高可用性、高セキュリティのクラウド・インスタンスを提供するビルディング・ブロックの集合体です。
第 6 世代の EC2 インスタンスと同様に、最適なネットワークパフォーマンスを得るには Elastic Network Adapter (ENA) のアップグレードが必要になる場合があります。詳細については、AWSナレッジセンターの EC2 インスタンスの第 6 世代インスタンスへの移行に関するこの記事をご参照ください。
R6i インスタンスは、r6i.32xlarge および r6i.metal インスタンスで、HPC やビデオ処理など、ネットワークのレイテンシーが低いことを利点とするワークロード向けに、Elastic Fabric Adapter (EFA) をサポートしています。
利用可能なリージョンと料金
EC2 C6i インスタンスは、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、米国東部 (オハイオ)、欧州 (アイルランド) の 4 つの AWS リージョンで本日よりご利用いただけます。EC2 では通常、使用した分だけ支払うことになります。詳細については、EC2 の料金のページを参照してください。
– Danilo
原文はこちらです。