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新機能 – 第 3 世代 AMD EPYC プロセッサを搭載した Amazon EC2 C6a インスタンスをリリース
AWS re: Invent 2021 で、最高 3.6 GHz の周波数で動作する第 3 世代 AMD EPYC プロセッサを搭載した Amazon EC2 M6a インスタンスをリリースいたしました。これにより、M5a インスタンスと比較してコストパフォーマンスが最大 35% 向上します。
多くのお客様がクラウド利用を最適化する方法を模索しており、Amazon EC2 が提供するコンピューティングの選択肢を活用しています。Dropbox、Capital One、Sprinklr などのお客様は、AMD EPYC プロセッサを搭載した EC2 インスタンスを使用することで、AWS のコスト面でのメリットを実現できました。
2022 年 2 月 14 日(米国時間)、コンピューティングに最適化された新しい Amazon EC2 C6a インスタンスが利用可能になったことをお知らせいたします。このインスタンスは、C5a インスタンスに比べてコストパフォーマンスが最大 15% 向上し、同等の x86 ベースの EC2 インスタンスに比べて 10% のコスト削減を実現します。
これらのインスタンスは、高性能ウェブサーバー、バッチ処理、広告配信、機械学習、マルチプレイヤーゲーム、ビデオエンコーディング、科学モデリングなどのハイパフォーマンスコンピューティング (HPC)、機械学習など、計算負荷の高いワークロードの実行に最適です。
C5a インスタンスと比較して、この新しいインスタンスタイプは以下を提供します。
- コンピューティングのコストパフォーマンスが最大 15% 向上
- Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) で、最大 40 Gbps
- 最大 50 Gbps のネットワーク帯域幅
インスタンスのセキュリティを強化するために、C6a インスタンスは AMD トランスペアレントシングルキーメモリ暗号化 (TSME) による常時オンのメモリ暗号化を使用し、暗号化および復号化アルゴリズムを高速化する新しい AVX2 命令をサポートしています。
M6a と同様に、C6a インスタンスも 10 種類のサイズで利用できます。
名前 | vCPU | メモリ (GiB) |
ネットワーク帯域幅 (Gbps) |
EBS スループット (Gbps) |
c6a.large | 2 | 4 | 最大 12.5 | 最大 6.6 |
c6a.xlarge | 4 | 8 | 最大 12.5 | 最大 6.6 |
c6a.2xlarge | 8 | 16 | 最大 12.5 | 最大 6.6 |
c6a.4xlarge | 16 | 32 | 最大 12.5 | 最大 6.6 |
c6a.8xlarge | 32 | 64 | 12.5 | 6.6 |
c6a.12xlarge | 48 | 96 | 18.75 | 10 |
c6a.16xlarge | 64 | 128 | 25 | 13.3 |
c6a.24xlarge | 96 | 192 | 37.5 | 20 |
c6a.32xlarge | 128 | 256 | 50 | 26.6 |
c6a.48xlarge | 192 | 384 | 50 | 40 |
新しいインスタンスは、従来の仮想化機能の多くを専用ハードウェアにオフロードするビルディングブロック技術の集合体であるAWS Nitro Systemをベースに構築されており、高性能、高可用性、高セキュリティのクラウドインスタンスを実現しています。
今すぐご利用いただけます
C6a インスタンスは、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド) の3 つの AWS リージョンで本日よりご利用いただけます。EC2 では通常、使用した分だけ支払うことになります。詳細については、EC2 の料金ページを参照してください。
詳細については、EC2 C6a インスタンスと AWS/AMD パートナーページを参照してください。ec2-amd-customer-feedback@amazon.com、AWS re:Post for EC2、または通常の AWS Support の担当者を通じて、ぜひフィードバックをお寄せください。
– Channy
原文はこちらです。