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Kiroweeeeeeek in Japan 開催のお知らせ
こんにちは、ソリューションアーキテクトのいなりくです。
ついに来ました、Kiro 一般提供開始! このタイミングに合わせて、日本のお客様に向けた特別企画として、11 月 18 日(火)から 11 月 28 日(金)まで、AWS JP Blog 連載イベント「Kiroweeeeeeek in Japan」を開催します!Week と言いながら 1 週間限定じゃないんか!というツッコミは禁止です。その代わり、e は一週間にちなんで 7 つにしています。
AWS Japan 社員が、日本の開発現場の皆さまに、生成 AI/エージェント時代における “仕様駆動から実装・運用までの道筋” を、日本語で丁寧にお届けします。
Kiro が一般提供開始!& Kiro CLI 公開のご案内
7 月に Kiro がプレビュー版としてローンチしてから約 4 ヶ月が経ちました。日本のお客様からは「まだプレビューなのですか?」と何回も質問をいただいていました。そして晴れて、11 月 18 日より、Kiro が一般提供開始されます。同時に、Kiro CLI が公開され、CLI ベースでのワークフロー支援もスタートします。
この 2 つを契機に、Kiro は “エージェント支援開発” を次のフェーズへと押し上げるツールとなります。AWS Japan チームとして、日本のお客様がいち早くこの新しい開発パラダイムを活用できるよう、実践的な情報をお届けいたします。
イベント概要
- 期間: 2025 年 11 月 18 日(火)〜11 月 28 日(金)平日のみ(8 回)
- 連載の特徴:この連載は、日本のお客様から実際にいただいたご質問やご相談を中心に構成いたします。Kiro の導入背景から CLI を含む新ワークフローの解説、仕様駆動開発とエージェント設計の実践、プロパティベーステストによる品質保証、カスタムエージェントを活用した専門特化開発、チーム開発での Kiro 戦略、そして日本のお客様の様々な業界・現場での活用事例まで、実際のニーズに基づいた内容で幅広くカバーします。基本は 1 日1 本の公開を予定しておりますが、日本のお客様から質問が多い場合は、記事の本数が増えるかもしれません。いわゆる元気玉方式 (?) です。また、X(旧Twitter)で #kiroweeeeeeek を付けて投稿された読者の質問・悩みを可能な限り記事で取りあげさせていただきます。また、連載記事をこのブログから一覧できるよう、各回リンク・目次機能を設けます。
今すぐできること
事前に Kiro の公式サイト をご覧になり、概要を掴んでおいてください。”自分たちならこう使う” という視点で、Kiro の可能性を少しだけでも考えてみてください。X で #kiroweeeeeeek をつけて様々な角度からの投稿をお待ちしています!
- Kiro に関する質問・悩み・感想
- 現在の開発フローでの課題や成功事例
- AI 開発支援ツールへの期待や懸念点
- チーム開発での AI 活用アイデア
- 業界固有の開発課題
- 連載で取り上げてほしい具体的なトピック
- Kiro を試してみた感想やレビュー
どんな業界・規模・開発スタイルのお客様からの投稿も大歓迎です。
それでは、11 月 18 日(火)からの連載を通じて、日本のお客様の実際のご質問にお答えしながら、Kiro を使った仕様駆動開発の知見を日本のお客様とともに深めていきましょう!
皆さまのご参加・ご反響を心よりお待ちしています!
公開された記事一覧
Day 1 – Kiro 導入ガイド:始める前に知っておくべきすべてのこと
Kiroweeeeeeek in Japan の Day 1 では、Kiro を利用するうえで最初に押さえておくべき「プラン」「請求」「認証」「移行」について整理します。本記事では、すでに Amazon Q Developer を利用している方とこれから Kiro を使い始める方の二つの立場に分けて解説します。
Day 2 – Amazon Q Developer の IDE プラグインから Kiro に乗り換える準備
これまで Amazon Q Developer の IDE プラグインをお使いいただいていた方のために、Kiro で使いやすくなった部分や移行方法をお伝えします。
Day 3 – Kiro を組織で利用するためのセキュリティとガバナンス
Kiro を組織で利用するにあたって気になるセキュリティとガバナンス機能についてご紹介します。
Day 4 – Kiro を使ったペアプログラミングのすすめ
AWS 社内のハッカソンでプロダクトを作るにあたり、Kiro を使ったペアプログラミングを試行しました。その経験を通じて見えてきた、Kiro を活用したペアプログラミングの可能性と、そのノウハウを共有します。
Day 5 – インフラエンジニアのあなたも!Shell スクリプト開発で Kiro を使ってみよう
本ブログでは、これまでの連載と少し視点を変えて、「Kiro は私に不要なツールでは?」と見逃しているかもしれない皆様にメッセージをお届けしたいと思います。具体的には、アプリケーション開発担当ではなく、サーバやミドルウェアを中心に扱うインフラエンジニアの皆様に、「使ってみたい」と思ってもらえるよう Kiro の魅力がお伝えしたいと思います。
Day 6 – Amazon Q Developer CLI から Kiro CLI へ : 知っておくべき変更点
Amazon Q Developer CLI から Kiro CLI で変更された点や Kiro CLI のおすすめ機能について解説します。本記事では、Kiro の一般提供で利用可能になった Kiro CLI に焦点を当て、「Amazon Q Developer CLI から Kiro CLI で何が変わったの?」という疑問をお持ちの方の参考になれば幸いです。
Day 7 – イベントストーミングから要件・設計・タスクへ。Kiro を活用した仕様駆動開発
イベントストーミングは、ビジネスの流れを可視化し、業務のエキスパートや開発メンバーが同じ理解を持てるようにするためのプラクティスです。Big Picture を使ってサブドメイン間の関係性を整理したり、業務内容をコードに落とし込むための設計に活用したりと、業務分析から設計まで幅広く役立ちます。しかし、イベントストーミングで得られた成果物を「どこから実装に落とし込むのか」「どうテストするのか」といった部分は、開発者がつまずきやすいポイントではないでしょうか。本ブログでは、Kiro の Spec 機能を活用して、イベントストーミングの成果物を要件定義・設計・実装タスクへと変換していくプロセスを紹介します。
Day 8 – Kiro における負債にならない Spec ファイルの扱い方
Kiro の Spec ファイルは「仕様駆動開発」を構成する要素です。Spec ファイルにより仕様を起点として設計・実装を進めることができ、仕様と実装の同期を保ちながら開発を進めることができます。このように Spec ファイルは Kiro の中核をなす要素なのですが、適切に扱わないと負債になってしまう可能性があります。本記事では、「Spec ファイルの切り方」「Spec ファイルの更新方法」「Spec ファイルの共有方法」の 3 つの視点から、負債にならないための工夫をお伝えします。
Day 9 – AWS Japan の新卒が Kiro でマネコン上の操作を支援する Chrome 拡張機能をチーム開発してみた!
Kiro をチーム開発において利用しソリューションを作成した AWS Japan の新卒メンバーが、Kiro を用いたチーム開発におけるノウハウや使い方をご紹介したいと思います。
Day 10 – スピードと品質の両立 – Kiro が加速する開発、GitLab AI が支えるレビュー。新時代の開発パートナーシップ設計
AI 駆動開発の新常識。Kiroによる開発速度の飛躍的向上は、同時にコードレビューの負荷増大という課題をもたらします。本記事では、GitLab Self-Hosted Model (Amazon Bedrock 活用) を組み合わせることで、発注側のレビュー工数を削減しながら、開発側は Kiro のライセンス費用を適切に管理。両者の生産性を最大化する、持続可能な開発パートナーシップモデルを提案します。