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AWS Thinkbox 製品の無償提供開始について
この記事は、“AWS Thinkbox products now available free of charge” を翻訳したものです。
2022年8月2日、AWS Thinkbox 製品(Deadline、Draft、Krakatoa、Frost、XMesh、Sequoia、Stoke)が無償で利用可能になったことを発表します。Thinkbox ツールは、レンダリング、VFX、シミュレーションのワークフローを簡素化し、世界中のトップスタジオで使用されています。
AWS Thinkbox ツールは以下を含みます。Deadline スタジオがコンピュートリソースを最適化しスケールすることを支援するレンダーファーム管理ソフトウェア、Draft シンプルなポストレンダリング・コンポジットタスク、Krakatoa ボリュームメトリックパーティクル・レンダリングツールキット、XMesh メッシュキャッシングソリューション、Frost パーティクルから単一メッシュを生成、Stoke パーティクルシミュレーションツール。
アマゾン ウェブ サービス(AWS)は、お客様のコンテンツ制作をサポートすることに専念しており、今回の取り組みは、アーティストやスタジオに、より多くのアクセスとより多くの価値を提供するための最新の取り組みとなります。お客様は、AWS マネジメントコンソールの AWS Thinkbox ダウンロードページから最新の Thinkbox 製品のダウンロードに無料でアクセスでき、ライセンスの管理・保守を効率化することができます。
私の Thinkbox ソフトウェアはどうなりますか?
- Deadline 10.1.23 以降にアップグレードすると、Deadline ユーザーは Deadline ソフトウェアを使用するためにフローティングライセンスや Usage Based License(UBL)時間は不要になります。Draft もまた無償で使用できます。既存の Deadline のライセンスをお持ちの方は、ライセンスの有効期限が切れるまで Draft を使用し続けることができます。ライセンスの有効期限が切れると、Deadline をアップグレードして Draft を無償で使用するよう案内されます。
- Krakatoa、Frost、XMesh、Stoke の新バージョンは無償でダウンロードできます。
- Thinkbox Sequoia ライセンスはフローティングライセンスポータルから無償でダウンロードできます。
はじめに
旧バージョンの Thinkbox 製品をご利用のお客様へ
最新機能を活用するために製品の最新バージョンへのアップグレードをお勧めします。ただし、既存のバージョンを使い続けたい場合は、AWS マネジメントコンソールにログインし、フローティングライセンスポータルから Thinkbox フローティングライセンスを無償でダウンロードすることで引き続き利用することができます。
フローティングライセンスポータル
フローティングライセンスポータルは Deadline、Frost、Krakatoa、Sequoia、Stoke、XMesh のライセンスを提供します。各製品(Draftを除く)の 1 年後に有効期限を迎える 50K ライセンスが固定数で提供されます。ただし、新しいライセンスファイルはいつでもダウンロードすることができます。フローティングライセンスポータルへのアクセスはこちら。ライセンスファイルをダウンロードするにはライセンスサーバーのホスト名と MAC アドレスが必要です。フローティングライセンスポータルの詳細についてはこちらをご覧ください。
また、Deadline と Krakatoa の UBL レンダー時間は AWS Thinkbox Marketplace から無償で入手できます。Thinkbox Marketplace では Deadline と Krakatoa の UBL は 0 ドルで販売されています。UBL の詳細についてはドキュメントを参照してください。
Thinkbox 製品サポート
サポートチームは AWS Thinkbox 製品をご利用のお客様向けに、コミュニティフォーラム、AWS プレミアムサポート、Thinkbox サポートを通じて、今後もお客様のニーズに合わせて対応いたします。
詳細についてはドキュメントをご覧ください。その他のご質問は、サポートまたは thinkbox-sales@amazon.com、お電話 (9am – 5pm CST): +1-866-419-0283 にてお問い合わせください。
よくある質問
- AWS アカウントはどのように作成するのですか?このリンクから新しい AWS アカウントを作成してください。
- AWS アカウントを作成する際、請求のためにクレジットカードを入力するよう促されます。AWS Thinkbox 製品をダウンロードする際にクレジットカードに課金されるのでしょうか?AWS アカウントの作成には課金と不正防止のためにクレジットカードの入力が必要です。AWS アカウントを使用して AWS Thinkbox Download サイトにアクセスする場合、料金や手数料はかかりません。ただし、他の AWS サービスをご利用の場合は、thinkwithwp.com に記載されている価格が適用されます。
- AWSアカウントを設定する際、なぜ支払い方法を追加する必要があるのですか?AWS Thinkbox 製品のダウンロードおよび使用は無料です。ただし、AWS アカウントを使用してFree Tier でないコンソールの他のリソースを起動する場合は支払い方法が必要です。追加情報:アカウントが AWS 無料利用枠の対象であるのに、支払い方法を追加する必要があるのはなぜですか?
- 私の AWS アカウントが停止または閉鎖されました。どうすればアカウントの停止を解除または再開できますか?停止した AWS アカウントは以下の手順で再アクティブ化することができます。閉鎖された AWS アカウントは以下の手順で再開することができます。
- どのリージョンを選べばいいのでしょうか?米国でなくても問題ないですか?AWS Thinkbox製品は、6 つの AWS リージョン(US East (N. Virginia), US West (Oregon), Canada (Central), Europe (London), Asia Pacific (Sydney), Asia Pacific (Tokyo)) からダウンロードすることが可能です。6 つのリージョンのどれを使ってもよく、どの国や地域からもアクセス可能です。
- AWS Thinkbox Marketplace はコンソールに移動するのですか?今回のアップデートで AWS Thinkbox の UBL をコンソールに移行することはありません。このリンクを使用して UBL Marketplace にアクセスし、ウェブサイトの指示に従ってサードパーティの UBL を購入することができます。Deadline と Krakatoa の UBL は 0 ドルで販売されています。しかし、すぐに UBL を利用できるように 0 ドルの商品と 0 ドルでない商品を別々に「チェックアウト」することをお勧めします。UBL の設定や使い方はこれまでと同じです。詳しくはこちらのリンクをご覧ください。
- Draft の使用方法、導入方法を変更する必要がありますか?いいえ、エンドユーザーの観点からは Draft の導入や使用方法に変更はありません。既に Deadline のライセンスをお持ちのお客様はライセンスが切れるまで Draft を使い続けることができます。その後、Draft を使用するためには Deadline のアップグレードが必要になります。
- Deadline をアップグレードできないのですが、Deadline をアップグレードせずに Draft を使い続けるにはどうしたらいいですか? Deadline を最新版にアップグレードすることをお勧めします。もしそれが難しい場合は、Thinkbox サポートにご連絡いただければ Draftの無償版とDraftを手動で更新する方法をご案内します。
- DraftPro はどうですか?こちらも無償で利用できますか? DraftPro は引き続き購入ライセンスが必要です。価格やライセンスの詳細については Thinkbox sales [thinkbox-sales@amazon.com] または電話(9am – 5pm CST): +1-866-419-0283 にてお問い合わせください。
- Sequoia を無償で使用するにはどうすればよいですか? AWS フローティングライセンスポータルから Thinkbox のライセンスをダウンロードすることで、Sequoia を無償で利用することができます。
- AWS Thinkbox Download ページに掲載されていないソフトウェアバージョンのインストーラーはどのように入手できますか? AWS マネジメントコンソールに掲載されている Thinkbox 製品のバージョンだけがアクティブにメンテナンスされており、既知の問題の修正とダウンストリームのセキュリティパッチを含む定期的なアップデートが行われています。アクティブにメンテナンスされなくなったバージョンの Thinkbox 製品へのアクセスが必要な場合は、サポートにお問い合わせください。
- なぜ AWS Thinkbox ではなく AWS マネジメントコンソールで製品が入手可能利用なのですか?製品をコンソールに移行することで AWS Thinkbox のカスタマーエクスペリエンスを統一しています。これによりお客様が製品をダウンロードするために個人の Amazon リテールアカウントを使用する必要がなくなりました。代わりに、お客様はコンソールから AWS アカウントを使用して Thinkbox 製品にアクセスできるようになりました。
参考リンク
AWS Media Services
AWS Media & Entertainment Blog (日本語)
AWS Media & Entertainment Blog (英語)
AWS のメディアチームの問い合わせ先: awsmedia@amazon.co.jp
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翻訳はSA門田とBD山口が担当しました。原文はこちらです。