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Category: Developer Tools

ウェイトリストは終了、今日から Kiro を始めましょう

90 日前のローンチ以来、数十万人の開発者が Kiro を試すためにウェイトリストに参加してくれました。本日(2025 年 10 月 16 日)をもって、ウェイトリストは廃止されます。AI を使った仕様駆動型コーディングアプローチを試したい方は、このブログの残りを飛ばして今すぐサインアップしてください。

FSxN Perforce Eye Catch

Perforce × FSx for ONTAP で実現する、大規模開発環境のストレージ効率化とコスト削減

ソフトウェア開発現場や映像制作で利用される VCS (Version Control System) には、Git / Git LFS や Subversion、そしてUnity Version Control (旧名 Plastic SCM) などがあります。しかしゲーム開発や映像制作で広く利用されるゲームエンジンである Unreal Engine との連携によく使われるのが Perforce P4 (旧名 Helix Core) です。本記事では AWS 上で Perforce P4 と NetApp ONTAP を組み合わせるメリットとして、大規模なソフトウェア開発に使えるストレージの効率化とコスト削減を実現する手法について説明します。

README ファイルの心配をやめた方法

Kiro のエージェントフックとは、IDE 上で特定のイベントが発生したときに、あらかじめ定義されたエージェントのアクションを自動で実行するトリガーのことです。ドキュメントを手動で更新する代わりに、ファイルを保存した際に README を自動更新したり、エンドポイントの変更時に API ドキュメントを更新したり、コードの進化に応じて使用例を自動生成するようなフックを設定できます。

Amazon Q Developer for GitHub によるインタラクティブなコードレビュー体験の紹介

Amazon Q Developer for GitHub においてプルリクエスト向けの対話型コードレビュー機能が利用可能になりました。新機能では /q コマンドで Amazon Q Developer に質問でき、コードの検出結果について詳細な説明を求めたり、変更提案を受けたりできます。開発者は従来のようにドキュメントを検索してコンテキストを探す必要がなくなり、レビューサイクルの短縮と開発速度の向上が期待されます。Amazon Q Developer for GitHub は現在プレビュー版として利用可能で、GitHub Marketplace からインストールできます。

新しい料金プランと新エージェント「Auto」の発表

Kiro は 9 月 30 日まで無料で利用でき、10 月 1 日以降は新しい料金体系に移行します。主な変更点として、vibe タスクと spec タスクの上限を統一した単一クレジットプール制、プロンプトの複雑さに応じた小数点単位でのクレジット消費、新規ユーザー向け 14 日間有効な 500 クレジットの無料トライアルを導入します。また、複数のモデルを組み合わせて最適な性能・効率・品質を提供する新しいエージェント「Auto」をデフォルトオプションとして追加し、Claude Sonnet 4 と比較してコスト削減を実現しながら同等の品質を維持します。料金プランは Free(50クレジット)から Power($200 /月)まで 4 段階で、すべての有料プランで超過利用時の従量課金($0.04/クレジット)に対応しています。

Kiro の AI エージェントフックで開発ワークフローを自動化する

ソフトウェアプロジェクトが成長するにつれ、ドキュメントやテスト、コードの可読性とパフォーマンスを同期させ続けるのは難しくなります。Kiro のエージェントフックは、こうした重要な作業をバックグラウンドで自動化し、テスト更新やドキュメント同期、規約適用をリアルタイムに行うことで、受動的な AI 支援から能動的な統合への転換を実現し、開発者が集中を保ちながら高品質なコードを出荷できるよう支援します。

チャットから仕様へ : Kiro を用いた AI 支援開発の深掘り

Kiro という新しい IDE は、仕様駆動型開発(Spec-Driven Development)を通じて、AI 支援開発へのアプローチを根本的に変革します。仕様駆動型開発は、受動的なコーディングから能動的な仕様策定への移行を意味し、単なるワークフロー改善ではなく、AI と協働してソフトウェアを構築する方法における根本的な進化です。AI を高度なオートコンプリートツールとして扱うのではなく、戦略的思考のパートナーとして位置づけることで、変更コストが高くなる前により良い意思決定を行えるようになります。その結果、開発サイクルの高速化、コード品質の向上、予期せぬ事態の減少、そして後付けではなくプロセスに統合されているため常に最新の状態に保たれるドキュメントが実現されます。