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週刊AWS – 2024/12/16週
みなさん、こんにちは。ソリューションアーキテクトの戸塚です。今週も 週刊AWS をお届けします。
re:Inventの時期の大量のアップデートも徐々に落ちついてきましたが、これまでのキャッチアップに間に合っていない方も多いかもしれませんね。2025年 1/28(火)から「AWS re:Invent Recap – インダストリー編」、2 /4(火)から「AWS re:Invent Recap – ソリューション編」 を開催予定ですので、こちらのご視聴もお勧めです。
それでは、先週の主なアップデートについて振り返っていきましょう。
2022年12月16日週の主要なアップデート
- 12/17(火)
- AWS IoT Greengrass v2.14 now supports a new lightweight edge runtime software, uses less than 5MB of memory
AWS IoT Greengrass 2.14 にて、組み込み Linux 上で動作するリソース制約のあるデバイス向けに、軽量なランタイムエージェントをサポートする nucleus lite を提供開始しました。 開発者は特定のエッジデバイスの機能やアプリケーションのニーズに合わせて最適なオプションを柔軟に選択できます。 - Amazon Connect now provides agent schedule data in analytics data lake
Amazon Connectは、分析用データレイクに公開されたスケジュールデータを提供し、このデータからレポートやインサイトを簡単に生成できるようになりました。 分析用データレイクにあるエージェントのスケジュールデータから、給与計算のための勤務時間管理のレポート生成や、指定された期間にどれだけのエージェントが勤務予定でどれだけのエージェントが休暇を取得しているかの要約ビューの生成など、主要な運用上のユースケースを自動化できるようになりました。これらのレポートや洞察を生成するために、Amazon AthenaをAmazon QuickSightまたはお好みの他のビジネスインテリジェンスツールと共に使用することができます。
- AWS IoT Greengrass v2.14 now supports a new lightweight edge runtime software, uses less than 5MB of memory
- 12/18(水)
- AWS Backup launches support for search and item-level recovery
AWS Backup は Amazon EBS スナップショットとAmazon S3 バックアップの検索とアイテムレベルリカバリのサポートを発表しました。 この機能により、バックアップのメタデータを検索し、バックアップ全体から特定のファイルやオブジェクトを見つけ、一度に最大 5 項目までリカバリできるため、リカバリ時間を短縮できます。実行方法については、こちらのブログを参照ください。 - AWS Resilience Hub now supports Amazon CloudWatch alarm detection for application resilience
AWS Resilience Hub は、既存の Amazon CloudWatch アラームを自動的に検出してレジリエンス評価に統合するようになりました。これにより、アプリケーションのレジリエンスポスチャーをより包括的に把握できるようになります。 この新機能は、AWS Resilience Hub の推奨事項と現在の監視設定を組み合わせることで、アラーム管理を合理化し、評価の正確性を高めます。 - AWS DataSync now supports configuration updates for all supported storage locations
AWS DataSyncは、Amazon S3、Amazon EFS、Amazon FSx for Lustre、Amazon FSx for NetApp ONTAP、Amazon FSx for OpenZFS、Amazon FSx for Windows File Serverなど、すべてのサポートされているストレージロケーションの構成更新をサポートするようになりました。この機能強化により、主要なパラメーターを更新するためにロケーションを削除して新しいものを作成する必要がなくなり、直接ストレージロケーションを更新できるようになります。
- AWS Backup launches support for search and item-level recovery
- 12/19(木)
- AWS Glue Data Catalog offers advanced automatic optimization for Apache Iceberg tables
AWS Glue Data Catalog は、Apache Iceberg テーブルの高度な自動最適化を提供します。 このアップデートには、削除ファイルの圧縮、ネストされたデータ型、部分的な進捗コミット、パーティション進化のサポートが含まれ、一貫してパフォーマンスの高いトランザクションデータレイクの維持が容易になります。 詳細はこちらのブログをご覧ください。 - AWS IoT Device Management introduces high-throughput device connectivity status queries
AWS IoT Device Management は、高スループットの接続状態クエリ API の一般提供を発表しました。これにより、開発者は監視と管理の目的で、IoT デバイスの最新の接続状態をクエリできるようになります。 - Amazon AppStream 2.0 introduces Rocky Linux Application and Desktop streaming
Amazon AppStream 2.0 は、CIQ の Rocky Linux をサポート開始しました。ISV や IT 部門は、AWS クラウドの柔軟性、拡張性、コスト効率を活用しながら、計算負荷の高いアプリケーションの実行に最適化された RPM Package Manager(RPM)互換の環境からストリーミング可能になり、Rocky Linux、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)、Microsoft Windowsなど、より幅広い OS から柔軟に選択できるようになりました。 - Introducing Stable Diffusion 3.5 Large in Amazon Bedrock
Stability AI の Stable Diffusion 3.5 Large (SD3.5 Large) が Amazon Bedrock で利用可能になりました。SD3.5 Large は 81 億のパラメーターを備えた高度なテキストから画像を生成するモデルです。Amazon SageMaker HyperPod で訓練された強力なモデルにより、優れた精度と創造的な制御で、テキストから高品質の 100 万画素の画像を生成することができます。SD3.5 Large はオレゴンリージョンで利用可能です。
- AWS Glue Data Catalog offers advanced automatic optimization for Apache Iceberg tables
- 12/20(金)
- Amazon QuickSight Launches Unique Key for Dataset
Amazon QuickSight は Unique Key for Dataset のリリースを発表し、ユーザーがデータのセマンティクスを定義できるようになりました。 このユニークキーは、QuickSight のビジュアル、特に集計されていないテーブルチャートのパフォーマンスを改善するために使用されます。この機能により、ビジュアルのレンダリング時間が 60% 短縮されることもあります。 詳細はこちらをご覧ください。 - Amazon WorkSpaces Personal now supports AWS Global Accelerator
Amazon WorkSpaces Personal は AWS Global Accelerator (AGA)と統合をサポートしました。AWS Global Network とエッジロケーションを経由するストリーミングトラフィックを最適化することで、WorkSpaces の接続パフォーマンスを強化します。 この機能は、エンドユーザーが長距離を越えて WorkSpaces に接続するお客様に特にメリットがあります。 - AWS Billing and Cost Management now supports custom billing views for decentralized cloud cost management
AWS Billing and Cost Management にて、カスタム請求ビューの一般提供を発表しました。カスタム請求ビューは、組織内の複数のアカウントにまたがるコスト管理データへのアクセスをメンバーアカウントに付与することを可能にします。 カスタム請求ビューにより、管理アカウントへのアクセスを許可することなく、AWS Cost Explorer の単一のビューを使用して、複数のAWSアカウントにまたがる関連コスト管理データへのアクセスをアプリケーションおよびビジネスユニットの所有者に提供できます。
- Amazon QuickSight Launches Unique Key for Dataset
それでは、また来週お会いしましょう!