Amazon Web Services ブログ
AWS Service Quotas がリリースされました
みなさん、こんにちは。アマゾン ウェブ サービス ジャパン、プロダクトマーケティング
エバンジェリストの亀田です。
AWS Service Quotasがリリースされましたのでお知らせいたします。
AWSのアカウントには、すべてのお客様に可用性と信頼性の高いサービスを提供し、またオペレーションミスなどによる意図しない支出からユーザーを保護するためのクォータ(制限)を実装しています。
従来、その制限値は以下のページにAWSにおける全アカウント共通の汎用の設定値一覧としてまとまっており
https://docs.thinkwithwp.com/ja_jp/general/latest/gr/aws_service_limits.html
個別のAWSアカウントの設定状態を把握することは難しいのが実情でした。
今回実装された新しいサービス AWS Service Quotasでは、AWSアカウント単位、サービス単位で制限値の確認と上限緩和申請を出すことができるようになりました。AWS Organizations と統合し、新しいアカウントでクォータを簡単に設定することもできます。サービスクォータを使用して、AWS Organizations を通じて作成した新しいアカウントに適用される定義済みクォータリクエストテンプレートを設定するだけです。
サンプル:Amazon EC2のサービス制限の確認と緩和申請を行う
1.以下のURLへアクセスします
https://console.thinkwithwp.com/servicequotas/
2.画面左のAWSサービスを押します
3.AWSサービス、のところに【EC2】と入力します
4.EC2を選択します
5.EC2が持っているサービスのクォータ一覧が表示されます。
6.例えばVPCで設定できるElastic IPを増やすために [ Number of EIPs – VPC EIPs]を選択してみましょう。
クォータはAWSデフォルトの5が設定されています。
7.クォーターを引き上げる場合【クォータ引き上げリクエスト】を押します
8.引き上げたい値を入力して【リクエスト】ボタンをおします。以上で申請が完了です。
この際、入力されるべき値は、引き上げたい数ではなく、引き上げ後の絶対値で入力する必要があります。以下のように
ダッシュボードで、リクエストの状態が確認できます。
従来は、サポートから個別にチケットを作成する必要がありましたが、この機能によりAWSアカウントの状態を把握しやすくなり、またリクエストも簡易に上げることができるようになりました。従来のサポートチケットでは日本語等ローカル言語でのやり取りとなっていましたが、こちらの機能は全リージョン一括で英語で処理されます。
是非ご利用ください。
– プロダクトマーケティング エバンジェリスト 亀田