AWS 機械学習大学の新しい教育者支援プログラムにより、ML/AI の仕事に必要な多様な人材を育成

AWS 機械学習大学は現在、無料の教育者支援プログラムを提供しています。このプログラムは、コミュニティカレッジ、マイノリティ受入大学 (MSI)、歴史的黒人大学 (HBCU) の教員に、データ分析、人工知能 (AI)、機械学習 (ML) の概念を教えるスキルとリソースを提供し、現在および将来の需要の高い仕事のための多様なパイプラインを構築します。

全米科学財団によると、黒人およびヒスパニック系またはラテン系の学生は、AI/ML への主要な経路であるコンピューターサイエンスの学士号を取得する割合は、白人の同級生よりもはるかに低く、授与されるコンピューターサイエンスの学位の 11% 未満しか取得していません。しかし、調査によると、熟練した専門家の間で、またAI/MLのライフサイクル全体にわたって多様な視点を持つことは、安全で信頼性の高い、偏りの少ない AI/ML システムの開発に貢献することがわかっています。 

2018 年に、当社は、機械学習大学 (MLU) で、Amazon と AWS でエンジニアのトレーニングに使用したのと同じコースをすべてのデベロッパーと共有することを発表しました。このプラットフォームでは、セルフサービスで自分のペースで進められる AI/ML デジタルコースを提供しています。

そして本日（2022/11/30）、この新しいプログラムを AI/ML トレーニングサービスに追加します。MLU のマイペース学習には誰でもアクセスできますが、前提となる作業や解決策を見つけるのは学習者の負担になります。この教育者支援プログラムは、MLU が開発した概念と教訓を取り入れ、教育者が利用しやすいようにしています。授業計画、コースプレイブック、無料のコンピューティングリソースへのアクセスなど、年間を通じて教育者支援プログラムを提供しています。

プログラム詳細
教育者は、少人数のグループに分かれてブートキャンプに参加します。ブートキャンプでは、講師主導の講義や実践的なプロジェクトを通じて、教材を学び、その教え方を深く掘り下げます。ブートキャンプを修了した教育者は、教育のベストプラクティスを共有する専用の Slack チャンネル、MLU インストラクターが司会を務める教育トピックシリーズやバーチャルスタディセッション、継続的な専門能力開発のための地域イベントなど、年間を通じてさまざまな能力開発の機会に参加できます。また、継続教育単位と AWS が提供する奨学金も支給されます。

教員と学生は Amazon SageMaker Studio Lab を通じて教材にアクセスできます。昨年発表されたSageMaker Studio Lab は、AWS の無料 (クレジットカード不要) ML 開発環境です。ML で学習し、実験したいすべての人にコンピューティングとストレージを提供します。教育機関は、AWS Academy に登録することで、自校の ML プログラムをサポートするための追加リソースを利用できます。AWS Academy では、完全な AI/ML プログラムに必要なすべての AWS のサービスを利用できます。

コミュニティカレッジや大学は、この教育者支援プログラムを自社のコンピュータサイエンス、情報技術、ビジネスカリキュラムに統合して、AI/ML コース、証明書、または学位を作成できます。当社は、教育者やヒューストンコミュニティカレッジなどの教育委員会と協力して、単位取得や学位取得に資するカリキュラムとして審査されたコンテンツを作成してきました。

2022 年 8 月、当社はThe Coding School と提携して初めての教育者向けブートキャンプを開始しました。 ブートキャンプは 2 週間にわたって行われ、講義、ケーススタディ、および実践的なプロジェクトが行われました。米国のコミュニティカレッジや大学の 22 校を代表する 25 人の教育者が教育者向け機械学習ブートキャンプを修了しました。

詳細を確認してプログラムに参加する
2023 年に、AWS 機械学習大学は 1 月から 6 つの教育者支援コホートを実施します。このプログラムでは、コミュニティカレッジ、MSI、および HBCU の教育者の受け入れを優先的に考慮します。これは、これまで十分な教育を受けておらず、過小評価されていた学生に AI/ML テクノロジーへのアクセスを増やすというプログラムの使命に沿ったものです。

コンピューターサイエンスの教育者または教育委員会の一員として、コンピューターサイエンスの授業をさらに深めたいと考えている場合は、教育者支援プログラムに登録するといいでしょう。

— Marcia

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