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[AWS Black Belt Online Seminar] Amazon QuickSight 資料及びQA公開

こんにちは、ソリューションアーキテクトの上原です。

先日(2018/2/28)開催致しました AWS Black Belt Online Seminar「Amazon QuickSight」の資料を公開いたしました。当日参加者の皆様から頂いた QA の回答と併せてご紹介致します。

20180228 AWS Black Belt Online Seminar QuickSight

Q1.  RDS を DataSets としている場合、QuickSight で読み込む容量は RDS での使用容量と同じと考えてよいでしょうか?

A1.  SPICE を使用せず、直接 RDS にクエリを投げた場合、QuickSight はその結果を描画しますが、クエリ結果を QuickSight 内に保持はしません。

 

Q2. VPC 内のプライベートな RDS や Redshift からもデータを取得できるのでしょうか?

A2. Public IP アドレスが無いデータソースには QuickSight はアクセスできません。

 

Q3. 「QuickSight ユーザーは AWS のユーザーではない」ということは、社外の第三者に使わせることも可能でしょうか?

A3. はい。e-mail アドレスを使用してユーザーを追加することができます。

 

Q4. RDS のパスワードを変更した場合 Data Sets の再作成をしなければならないのでしょうか?パスワードを変更した際に、Data Sets の再作成とグラフの作り直しが必要ですが、何かいい方法はないでしょうか?

A4. 現状、データセットの作り直しから必要になります。これを回避する直接的な方法はなく、データベースパスワード変更後も QuickSight で1からデータセットを作り直さないで済むようにするためには、RDS のデータを定期的にS3 に吐き出し、取り込みをスケジュール実行して頂くなどの工夫が必要となります。

 

Q5. QuickSight は東京リージョンにないため、東京リージョンでは自動ディスカバリを使えないということでしょうか?

A5. 使えません。QuickSight の自動ディスカバリーは、使用している QuickSight のリージョンと同じリージョンに存在するデータ・ソースについてのみ有効です。東京リージョンでは自動ディスカバリは使用できません。

 

Q6. データソースとしてオンプレの OracleDB は選択できますでしょうか?RDS のみですか?

A6. オンプレミス上の DB でも可能ですが、Oracle は現在サポートされていません。RDS のOracle は選択可能です。

 

Q7. セキュリティグループで QuickSight の IP を指定することは可能でしょうか?

A7. 可能です。以下のページにリージョン毎の IP アドレス範囲が記載されておりますので、こちらを指定してください。

https://docs.thinkwithwp.com/ja_jp/quicksight/latest/user/regions.html

 

Q8. SPICE はユーザ単位に用意されるのでしょうか?(無償枠が 10GB/user となっているので、そのように読み取れました。)

A8. ユーザー毎に10GB 確保され、同一アカウント内のユーザー間でシェアされます。ユーザー毎に別れた SPICE 領域が作成されるわけではありません。また、無料期間内では4ユーザーの追加まで無料ですが、無料 SPICE 領域は1~4のユーザー数に関わらず、1GB までです。

 

Q9. Line chart の X axis が時系列の場合、hour までしかドリルダウンできないのでしょうか?

A9. hour までしかドリルダウンできません。

 

Q10. tableau と比較した時の分析部分の違いを知りたいです。

A10. 使用者によってニーズが大きく異なる分野ですので、ぜひご自身でお試し、比較ください。

 

Q11. QuickSight 内の詳細な権限(新規 Data Sets の追加、新規ユーザーの追加、グラフの作成、グラフの閲覧)などは IAM でコントロールできるのでしょうか?

A11. IAM でのコントロールはできません。また QuickSight 内でも、ユーザー毎の詳細な権限設定はできません。現在のユーザー認可タイプとしては、ユーザーアカウントの作成および削除の作成、サブスクリプションの管理、SPICE の 1GB 単位の買い増し、パーミッションの設定が可能な ADMIN と、それら以外のことはすべてできる USER の2種類のみです。

 

Q12. スクリプト/シェルなどで Data Sets やグラフ (Analysis) を一度に生成する手段はありますでしょうか?

A12. ありません。

 

Q13. 自社開発の webアプリに quicksigh を組み込むことは可能なのでしょうか?

A13. 出来ません。

 

Q14. ユーザごとに参照させるデータを変更することはできますか?経営層には全て見せ、一般職には一部だけ…といったイメージです。

A14. 現状、どのユーザーもデータセットの作成や、分析の作成を行うことができます。ただし、分析やストーリー、ダッシュボードのシェア先ユーザーを限定することはできます。

 

Q15. DynamoDB は対応予定はありますでしょうか?

A15. あります。ただし時期等は未定です。

 

Q16. 基本的に分析時はストーリーを作って共有することで使用するイメージでしょうか?特定の分析課題に対しては、ストーリーやダッシュボードにまとめて共有するユースケースになるのかと思いましたが、例えば毎日追うような KPI の一覧化などもストーリーを作っておくイメージでしょうか?

A16. ユースケースによりますので、そのような使い分けでもよいと思います。判断基準としては、共有後、さらに分析が必要な場合は、分析(ビジュアル)を共有頂く必要があり、複数のビジュアルを1画面で閲覧とフィルタリングのみ行いたい場合はダッシュボード、ビジュアルを順番に見たい場合はストーリーをお使い下さい。

 

以上です。

今後の AWS Black Belt Online Seminar のスケジュールは こちら です。皆様のご参加をお待ちしております。