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Amazon RDS Performance Insights が一般利用可能に

本日、Performance Insights が一般利用可能になったことを発表します。Amazon Aurora with PostgreSQL と共に2017年10月からオープンプレビューとして利用可能だった Performance Insights により、Amazon RDS データベースの負荷を簡単に表示することができます。Performance Insights を使用すると、パフォーマンス問題が発生したときのボトルネックを簡単に特定し、対処方法を見つけることができます。

YouTubeでデモビデオを見ることができます。

一般利用可能に合わせて、Performance Insights は次の機能を導入します。

  • 7日間のパフォーマンスデータ履歴
  • パフォーマンスデータの長期保持オプション
  • SDKとAPIの一般公開

デフォルトでの1週間分のパフォーマンスデータ履歴

オープンプレビューのリリースではPerformace Insights は1日分の履歴しか提供しなかったため、お客様はパフォーマンスデータのより長期の保存期間を求めていました。この無料で利用できる期間は7日間に拡張されました。7日間の履歴によって、週末に発生した問題や、数日間中に発見されなかった問題など、さまざまな問題を分析することができます。7日間の無料期間によって、問題のトラブルシューティングや他チームメンバーとのパフォーマンス情報の共有に十分な時間が取れます。

長期保持

本日より、お客様は Performance Insights で最長2年間のパフォーマンスデータ履歴を保持することもできるようになりました。長期保持を有効にするのは、AWS Mangement Console からそれを選ぶだけで、価格はほんのわずかです。長期保持オプションをオンにすると、すべてのパフォーマンスデータ履歴が最大2年間保存されます。長期間にわたるデータ保持により、時間の経過によるパフォーマンスの変化を確認し、月ごとのアクティビティを分析し、四半期末や年末のパフォーマンスを以前のそれと比較できます。

価格の詳細についてはこちらをご覧ください。

APIとSDKアクセス

本日より、Performance Insights のAPIおよびSDKの一般公開を開始し、パフォーマンスデータを直接参照するソフトウェアの開発も可能になりました。パフォーマンスデータを独自のデータストアにロードしたり、社内のダッシュボードやサードパーティ監視ツールに直接接続することもできます。APIとSDKの詳細についてはドキュメントを参照してください。

まとめ

Performance Insights は、APIおよびSDKの公開、無料の7日間のパフォーマンスデータ履歴、手頃な価格の長期保持オプションを本日より導入することで、お客様にもこれまで以上の価値を提供します。

著者について

Kyle Hailey は Amazon Web Services の Performance Insights のプロダクトマネジャーです。

翻訳はソリューションアーキテクトの柴田(シバタツ)が行いました。原文は Amazon RDS Performance Insights is now generally available です。