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Amazon RDS for SQL ServerのマルチAZサポートが東京、シドニー、サンパウロリージョンで使用可能になりました!

以下は、「Amazon RDS adds Multi-AZ support for SQL Server in Tokyo, Sydney and Sao Paulo AWS Regions」の翻訳です。

原文:https://thinkwithwp.com/jp/about-aws/whats-new/2016/06/amazon-rds-for-sql-server-add-multiaz-support-three-regions/

翻訳:下佐粉 昭 (@simosako)


2016年6月9日発表:

Amazon RDSにおいて、Aazon RDS for SQL ServerのマルチAZデプロイメントサポートを3つのリージョンに追加でご提供を開始いたします。アジアパシフィック (東京) 、アジアパシフィック (シドニー) 、南米 (サンパウロ) のAWSリージョンです。このオプションはSQL Serverをミラーリングする技術によって、エンタープライズグレードのワークロードをSQL Serverで実行したいという要件に適合させることを可能にします。マルチAZデプロイメントオプションは、データを2つのアベイラビリティゾーン(AZ)間で自動的にレプリケーションさせることによって、より高い可用性とデータの耐久性を実現しています。アベイラビリティゾーンは物理的に離れたロケーションに設置され、他のアベイラビリティゾーンの障害から隔離し、独立したインフラとなるよう設計されています。

SQL ServerインスタンスをマルチAZデプロイメントを有効にして起動する、もしくは既存インスタンスをマルチAZデプロイメントに変更した場合、Amazon RDSは自動的にプライマリデータベースを1つのアベイラビリティゾーンに作成し、”スタンバイ”レプリカデータベースを別のアベイラビリティゾーンに設置した上で、それらを同期させます。計画メンテナンスが実行される場合や、予期しないサービス障害が発生した場合、Amazon RDSはSQL Serverを常に最新状態にあるスタンバイデータベースに対して自動的にフェイルオーバーさせます。これにより、データベースのオペレーションを人が介入することなく迅速に復旧させることが可能です。

マルチAZデプロイメントはMicrosoft SQL Server 2008R2と2012のスタンダードエディション(Standard Edition)とエンタープライズエディション(Enterprise Edition)で利用可能です(訳注:SQL Server 2014もサポートされています)。Amazon RDS for SQL ServerのマルチAZによって提供される対障害性機能はSQL Serverをクリティカルなプロダクション環境で稼動する場合に最適です。

Amazon RDS for SQL ServerのマルチAZデプロイメントは、上記リージョン以外にも米国東部 (バージニア北部) 、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド) 、アジアパシフィック (ソウル) の各AWSリージョンで利用可能です。

より詳細な情報はドキュメントの「ミラーリングによる SQL Server マルチ AZ を使用する」をご覧ください。