Amazon RDS for PostgreSQL バージョン 9.4.x のリタイアメントのお知らせ

本投稿は、こちらのフォーラムに投稿された Amazon RDS for PostgreSQL をご利用中のお客様向けのアナウンスメントの参考和訳です。

本投稿は、PostgreSQL コミュニティが2020年2月にバージョン9.4を廃止予定であることに従い、2020年1月15日をもって、Amazon RDS が RDS for PostgreSQL 9.4 のサポートを終了することをお知らせするものです。

Amazon RDSは2015年からPostgreSQLメジャーバージョン9.4をサポートしています。本リリース後、機能性、セキュリティ、信頼性、パフォーマンスの観点で大幅な改善がなされたメジャーバージョンが続々とリリースされています。PostgreSQLコミュニティは、PostgreSQL 9.4のリリース終了時期を2020年2月と発表しています。コミュニティサポートモデルに沿って、AWSは9.4.1, 9.4.4, 9.4.5, 9.4.7, 9.4.9, 9.4.10, 9.4.11, 9.4.12, 9.4.14, 9.4.15, 9.4.17, 9.4.18, 9.4.19, 9.4.20, 9.4.21, 9.4.23 のマイナーバージョンを含む、メジャーバージョン9.4のサポートを終了いたします。Amazon RDS では引き続き、バージョン9.5 以降の PostgreSQLデータベースをサポートいたします。

できるだけ早いタイミングで、Amazon RDS PostgreSQL 9.4 データベースインスタンスをバージョン9.6, 10 もしくは、バージョン11 にアップグレードすることを推奨します。9.5 へアップグレードすることも可能ですが、このバージョンは2021年2月にサポート終了が予定されています。
利用中の PostgreSQL 9.4 のマイナーバージョンと PostGIS 拡張の利用有無に応じて、バージョン10 もしくは、11 に直接アップグレードできる可能性があります(※訳者注: 複数メジャーバージョンアップグレードの詳細と条件については、こちらのドキュメントを参照ください)。あるいは、次のメジャーバージョンに一度に 1 つずつアップグレードすることが可能です。例えば、仮に 9.4 のインスタンスをバージョン 10 へアップグレードしたい場合、まず、9.5へ、次に9.6へとアップグレードしてから、バージョン10へアップグレードできます。アップグレードを開始するには、AWS マネジメントコンソールにて、「Modify DB Instance(DB インスタンスの変更)」ページに移動し、データベースのバージョンをPostgreSQLの新しいメジャーバージョンに変更します。

“Apply Immediately(すぐに適用)”オプションを選択すると、「Modify DB Instance(DBインスタンスの変更)」ページを終了した直後にアップグレードが開始されます。”Apply Immediately(すぐに適用)”オプションを選択しなかった場合は、その後のメンテナンスウィンドウ中にアップグレードが実行されます。 RDS for PostgreSQL のメジャーバージョンのアップグレードの詳細については、Amazon RDS の PostgreSQL DB エンジンのアップグレードを参照してください。

Amazon RDS PostgreSQL 9.4 のリタイアメントプランの一環として、2019年9月15日 以降、AWSコンソールを使用して新たな PostgreSQL 9.4 インスタンスを作成することが出来なくなります。2019年11月15日以降、残っている 9.4 インスタンスに対して、強制自動マイナーバージョンアップグレードを実施予定です。PostgreSQL 9.4 のリストアとリードレプリカの作成は、2020年1月15日まで可能です。2020年1月15日以降、残されている 9.4 インスタンスに対する、PostgreSQL 11 の最新マイナーバージョンへ強制的にアップグレードされる予定です。もし何らかの理由で、PostgreSQL 11 へアップグレードできなかった場合、バージョン 9.5 へアップグレードされる予定です。このアップグレードプロセスが完了後、PostgreSQL 9.4バージョンのスナップショットから復元されたインスタンスは、その時点でサポートされているバージョンに自動的かつ即座にアップグレードされます。

既に新しいメジャーバージョンにアップグレードしている場合、追加のアクションは必要ありません。

ご質問やご不明点がございましたら、AWS サポートチームへコミュニティフォーラムかサポートセンター経由でご連絡下さい。Amazon RDS のデータベースバージョンのサポートポリシーについて、確認したい場合は、こちらの FAQ をご確認ください。

Sincerely,
Amazon RDS