Amazon Web Services ブログ
Amazon RDS for Oracle バージョン 18cのサポート終了のお知らせ
この投稿は、AWS フォーラムで案内されたアナウンスメントの参考和訳です。
Oracle 社は、Oracle Database のバージョン 18c のサポートを 2021 年 6 月 30 日に終了することを発表しており、それ以降はこのデータベースバージョンの Critical Patch Update が Oracle サポートからリリースされなくなります。このサポート終了のスケジュールに基づき、Amazon RDS for Oracle は 2021 年 6 月 30 日に Oracle Database のバージョン 18c の廃止を予定しています。
Amazon RDS for Oracle は、すべての 18c の DB インスタンスを 2021 年 7 月 1 日以降に 19c に自動アップグレードします。これらの自動アップグレードは、お客様のメンテナンスウィンドウでは行われない可能性があります。メンテナンス期間中にアップグレードを行う必要がある場合は、できるだけ早くアップグレードを計画してください。
すでに DB インスタンスを上位バージョンにアップグレードしている場合は、対応の必要はありません。そうでない場合、 DB インスタンスをできるだけ早く上位バージョンにアップグレードし、自動アップグレードを開始する前にアプリケーションを検証することを強くお勧めします。
以下は19cのタイムラインです。
19c: Oracle Database 19c の Premier Support は 2024 年 4 月 30 日、Extended Support は 2027 年 4 月 30 日に終了します。Amazon RDS for Oracle は、2027 年 4 月 30 日まで Oracle Database 19cのサポートを予定しています。
19c にアップグレードできない場合、Oracle Data Pump、AWS Database Migration Service (DMS)、または任意の論理的なレプリケーションツールを使用して、18c DB インスタンスを 12.1.0.2 または 12.2.0.1 にダウングレードすることを検討できます。
アップグレードするバージョンを決定する際には、以下にありますタイムラインに留意してください。
Amazon RDS for Oracle 18c 廃止のタイムライン( BYOL と LI の両方が対象)
現在 – 2021 年 6 月 30 日 – 18cのDBインスタンスを選択したバージョンに手動でアップグレードすることができます。
2021 年 5 月 1 日 – 18c スナップショットを選択したバージョンに手動でアップグレードすることができます。
2021 年 5 月 1 日 – Amazon RDS for Oracle は 18c での新規インスタンス作成を無効にしますが、2021 年 6 月 30 日までは自動アップグレードされずに 18c の DB スナップショットをリストアすることができます。
2021 年 7 月 1 日 – Amazon RDS for Oracle は、18c の DB インスタンスの 19c への自動アップグレードを開始します。
2021 年 7 月 1 日 – Amazon RDS for Oracle は、18c スナップショットから復元した DB インスタンスの 19c への自動アップグレードを開始します。
追加の注意事項
アップグレード後、19c のオプティマイザによるプランの変更により、SQL 文が予期せぬ動作をした場合は、OPTIMIZER_FEATURES_ENABLE パラメータを使用することで、18c オプティマイザの動作を保持することができます。
18c のエンジンバージョンの廃止による使用中のRIへの影響はありません。
BYOL のお客様の場合、Extended Support 中のバージョンについては、Oracle サポートから Extended Support を購入するか、サポートを受けられるバージョンにアップグレードする必要があります。BYOL のお客様のライセンスおよびサポート要件の詳細については、Amazon RDS for Oracle の FAQ を参照してください。
RDS での Oracle メジャーバージョンのアップグレードの詳細については、ドキュメントをご確認ください。AWS フォーラムで更新された 18c 廃止の詳細もご確認下さい。
ご質問やご不明な点がございましたら、AWS サポートまでお問い合わせください。