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【AWS Media Services】東京リージョンローンチのお知らせ
こんにちわ。プロダクトマーケティング エバンジェリストの亀田です。
先日AWS Media Services(AMS)の東京リージョンにおけるローンチセミナーの開催報告をしましたが、その後すべてのサービス、通称AMS 5 兄弟すべて東京リージョンでリリースされましたので、改めてサービス内容をご紹介いたします。
- AWS Elemental MediaConvert
- AWS Elemental MediaLive
- AWS Elemental MediaPackage
- AWS Elemental MediaStore
- AWS Elemental MediaTailor
一般的に動画配信はこのようなシステム構成となります。
このそれぞれの局面で使用される5つのマネージド型ソリューションをパッケージ化したものがMedia Services、通称AMS5兄弟と言われるサービス群です。これらをうまく活用いただくことで、映像配信サービスを立ち上げる際に、従来いろいろとj時間のかかったインストールや設定等の工数を削減し、コンテンツにフォーカスすることができるようになります。
MediaConvert
Media Convertは映像のトランスコードサービスです。コンテンツライブラリから、ブロードキャストおよびマルチスクリーン配信用のオンデマンドコンテンツを簡単にトランスコードできるファイルベースのビデオ処理サービスとなります。従来のElasticTranscoderの上位互換版という位置づけであり、4Kトランスコードにも対応しています。
MediaLive
Media Liveはライブ配信用マネージドサービスです。テレビやマルチスクリーンデバイス用の高品質のライブビデオストリームをリアルタイムでエンコードし配信を行うことができるライブビデオ処理サービスです。
ソリューションアーキテクトの安司による、ハンズオン資料も公開されています。
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MediaStore
MediaLiveとセットで使用されるのがMediaStoreです。MediaStoreはS3の耐久性、可用性を生かしながら、よりライブ配信に特化したメディアストレージ機能を提供します。
MediaStoreはHLS配信に特化し、DRMがない低遅延な配信を実現します。これにより従来S3を用いたライブ配信における、結果整合性モデルにより生じる読み込み遅延などが解消し、よりスムーズかつ安定したライブ配信が可能です。
MediaPackage
MediaPackageではストリーミングコンテンツをセキュアかつ確実に大規模に配信できるビデオ配信およびジャストインタイムパッケージングサービスです。DRMプロバイダは、Secure PackagerおよびEncoder Key Exchange(SPEKE)と統合が可能で、さまざまな収益モデル(AVOD、TVOD、SVOD)もサポートし、動画フォーフォーマット変換も可能なオリジンサービスです。
MediaTailor
MediaTailorはコンテンツのパーソナライゼーションおよび収益化を目的としたサーバーサイドの広告挿入(SSAI)を実装可能なサービスです。これにより視聴者エンゲージメントを高めながら、収益化の柔軟性を実現できます。
その他AWSの動画配信をまとめたBlackbeltウェビナーを先日弊社ソリューションアーキテクトの安司が行っていますので合わせてご覧ください。
AWS Black Belt Online Seminar 2018 動画配信 on AWS
より詳しくしりたいお客様のために、AWS Media Servicesのラウンチセミナーの再演が決定いたしました。3月15日午後弊社目黒オフィスで開催されますので、ご興味のおありの方はこちらまでメールでご連絡ください。
引き続きAMS 5 兄弟をよろしくお願いします。
- プロダクトマーケティング エバンジェリスト 亀田