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Amazon ECS – Windows コンテナ (ベータ版) のサポート
お客様がコンテナベースのコンピューティングについて習熟していて、コンテナ化の価値について少なくとも基礎的な理解があることを心から願っています。私が 2014 年に述べたように、クラウドベースのアプリケーションをコンテナのコレクションとしてパッケージ化し、それぞれを宣言により指定することで、開発環境と本稼働環境の一貫性、アーキテクチャベースとしての分散アプリケーションプラットフォーム、開発効率、運用効率など、数多くの利点が得られます。当社は 2014 年後半に、Linux コンテナのサポートを含む Amazon EC2 Container Service をリリースしました。今年は、これまでにアプリケーションの負荷分散のサポート、ECS タスクの IAM ロール、サービスの Auto Scaling、Amazon Linux コンテナイメージ、Blox オープンソーススケジューラを追加しました。
Windows コンテナのサポート
本日は、ECS の一連のリリースを継続し、Windows コンテナのベータレベルのサポートを追加します。当社が本稼働環境での使用に向けてこの機能を最終的に完成させる間、お客様は Windows アプリケーションのコンテナ化とテストを今すぐ開始できます。使用を開始するには、クラスターの作成時に Windows Server 2016 Base with Containers AMI を指定するだけです (同じクラスターに Linux と Windows を混在させることはできません)。また、Windows コンテナ AWS CloudFormation テンプレートを開始点として使用することもできます。テンプレートは VPC で実行され、コンテナインスタンスの設定可能な数で Windows を利用するクラスターが作成されます。また、IAM ロール、Application Load Balancer、セキュリティグループ、Amazon ECS タスク定義、Amazon ECS サービス、および Auto Scaling ポリシーも作成されます。テンプレートはそのままで使用することも、お客様独自の使用に合わせて変更することもできます。私はすべてのパーツの連携を示すために、CloudFormation Designer でテンプレートを公開しました。その構造をもう少し明確にするため、項目を再配置しました。それを次に示します。
Windows コンテナのサポートの詳細については、「Windows コンテナ (ベータ版)」を参照してください。
主要事項
Windows Server Docker イメージはかなり大きなサイズ (約 9 GiB) です。Windows コンテナインスタンスでは Linux コンテナインスタンスよりも大きなストレージ容量が必要なため、それに応じて計画してください。イメージのサイズが大きいため、コンテンツをダウンロードおよび展開して最初に使用するまでに、最大で 15 分かかる場合があります。タスク用の IAM ロールを使用している場合 (詳細については、「Windows タスク用の IAM ロール」を参照)、この時間は 2 倍になることがあります。その他の問題と注意点の詳細な一覧については、「Windows コンテナに関する注意点」を参照してください。
— Jeff;