タイムラインビューを使用して AWS CloudFormation デプロイを X 線で視覚的に把握する

投稿日: 2024年11月11日

AWS CloudFormation には、デプロイタイムラインビューと呼ばれる機能が提供されるようになりました。これにより、CloudFormation がスタックオペレーションで実行する一連のアクションを顧客が監視および可視化できます。この機能により、スタック操作のリソースプロビジョニングアクションの順序と期間を可視化できます。これにより、開発者は CloudFormation テンプレートを最適化し、デプロイの問題のトラブルシューティングを迅速に行うことができます。

スタックを作成、更新、削除すると、CloudFormation はリソース依存関係グラフに基づいてリソースレベルのプロビジョニングアクションを開始します。たとえば、EC2 インスタンス、セキュリティグループ、VPC を含む CloudFormation テンプレートを送信すると、CloudFormation は VPC、セキュリティグループ、および EC2 インスタンスをこの順序で作成します。以前は、スタック操作イベントの時系列リストしか表示されず、リソース間の依存関係やプロビジョニングアクションの順序についての可視性は限定的でした。現在は、CloudFormation がスタック内のリソースをプロビジョニングする順序をグラフィカルに視覚化し、各リソースの状態と各プロビジョニングアクションの期間を色分けして表示できるようになりました。リソースのプロビジョニングでエラーが発生すると、考えられる根本原因が強調表示されます。これにより、リソースをテンプレートに最適にグループ化して、デプロイ時間を最小限に抑え、保守性を向上させることができます。

この新機能は、CloudFormation がサポートされているすべての AWS リージョンで利用できます。サービスの可用性の詳細については、AWS リージョン表をご覧ください。

まず、スタック操作を開始し、CloudFormation コンソールのスタックイベントタブからデプロイタイムラインビューにアクセスします。デプロイタイムラインビューの詳細については、AWS CloudFormation ユーザーガイドをご覧ください。