AWS Audit Manager の生成 AI ベストプラクティスフレームワークに、Amazon SageMaker が追加
本日公開された AWS Audit Manager の生成 AI ベストプラクティスフレームワークには、Amazon Bedrock に加えて Amazon SageMaker が含まれるようになりました。お客様はこの事前構築済みの標準フレームワークを使用して、SageMaker または Amazon Bedrock での生成 AI の実装が AWS の推奨ベストプラクティスにどのように従っているかを把握し、生成 AI の使用状況の監査と証拠収集の自動化を開始できます。このフレームワークは、AI モデルの使用状況とアクセス許可の追跡、機密データへのフラグ付け、問題発生時にアラートを行うための一貫したアプローチを提供します。
このフレームワークには、ガバナンス、データセキュリティ、プライバシー、インシデント管理、事業継続計画などの分野にわたる 110 のコントロールが含まれています。お客様はコントロールを選択してカスタマイズし、自動評価を構成できます。例えば、モデルにデータを入力する前に既知のバイアスを軽減したいお客様は、「Pre-processing Techniques」(前処理技術) コントロールを使用して、データの拡張、再重み付け、または再サンプリングの文書化を含む検証基準の証拠を要求できます。同様に、お客様は「Bias and Ethics Training」(バイアスと倫理トレーニング) コントロールを使用して、従業員がモデル内の倫理的考慮事項と AI バイアスに対処するようにトレーニングされていることを示す文書をアップロードできます。
このフレームワークは、2023 年に AI、コンプライアンス、セキュリティ保証に関する AWS の専門家によって、AWS パートナーであるグローバルな監査保証会社 Deloitte による追加審査を経て開発されました。Amazon SageMaker のデータソースマッピングを含むように更新され、Amazon Bedrock と Amazon SageMaker が利用できるすべての AWS リージョンで利用できるようになりました。AWS Audit Manager フレームワークライブラリで「generative AI best practices framework v2」(生成 AI ベストプラクティスフレームワーク v2) を選択するだけです。詳細については、ユーザードキュメント、または AWS ニュースのブログ記事を参照してください。