投稿日: Jul 17, 2023
AWS Lambda イベントソースマッピングおよび Amazon EventBridge Pipes にフィルタリング機能が追加されました。これには、値の末尾の文字列と一致させる機能 (サフィックスフィルタリング)、大文字と小文字を区別しない機能 (equals-ignore-case)、複数の別々のフィールドにまたがる条件のいずれかが真の場合に 1 つのルールが一致する機能 (OR マッチング) が含まれます。また、数値でサポートされる範囲が、-1e9~1e9 から -5e9~5e9 へ強化されました。こうした新しい拡張機能により、イベント駆動型アプリケーションを構築する際のフィルタリングオプションが増えて、複雑なルールを記述することができるようになりました。
提供されたフィルタリング機能では、バッチ処理の前にメッセージが除外されます。これにより、Lambda または EventBridge Pipes の各呼び出しに意味のあるデータのみを含めることができるため、コストを削減できます。新しいフィルタリング機能により、Lambda 関数や EventBridge Pipes エンリッチメント内のカスタムフィルターを管理する必要性が減ります。たとえば、最近アップロードされたドキュメントのメタデータの Kafka ストリームがあるとします。そのメタデータをフィルタリングして、末尾が ".pdf" または ".docx" のドキュメントを参照するメッセージのみを処理できるようになりました。
強化されたフィルタリング機能は、すべての EventBridge Pipes ソースおよび Amazon SQS、Amazon Kinesis、Amazon DynamoDB、Amazon MSK、セルフマネージド Apache Kafka、Amazon MQ イベントソースマッピングで追加料金なしで利用できます。詳細については、Lambda 開発者ガイドまたは EventBridge Pipes ユーザーガイドのイベントフィルタリングのセクションを参照してください。