投稿日: Aug 31, 2022
AWS Step Functions では、14 の新しい組み込み関数を追加し、データの入出力操作のサポートを拡張しました。これにより、データ処理が簡単化され、下流サービスの呼び出しを削減でき、コード作成の作業を軽減できます。Step Functions はローコードの視覚的なワークフローサービスを提供し、220 を超える AWS のサービスとの統合、10,000 個の API アクション、現在 18 の組み込み関数をサポートしています。
今回の追加により、Step Functions を使って配列操作、JSON オブジェクト操作、数学関数などのデータ処理タスクをワークフロー内で簡単に実行できるようになりました。その際に下流サービスの呼び出しや Task 状態の追加は必要ありません。ワークフローの構築時に、Map および Paralles 状態の結果確認、JSON オブジェクトの結合、UUID の作成が必要になることがあります。これまでは、これらのタスクを実行するために、AWS Lambda などの下流サービスを使った関数の作成が必要でした。それによって、多くのコードや統合ポイントを管理する必要が生じました。Step Functions の新しい組み込み関数を使用すると、states.JsonMerge で 2 つの JSON オブジェクトを結合するなどの基本的なデータ処理とデータ操作をワークフロー内で直接実行できます。これにより、タスク結果と元の入力を組み合わせることができ、ビジネスクリティカルなタスクに下流サービスを使用できるようになります。
新しい組み込み関数は、Amazon States Language に直接追加されているため、Step Functions ワークフローを構築する際に今すぐ使用できます。Workflow Studio の Step Functions コンソール、AWS CloudFormation、AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI)、Cloud Development Kit (CDK) などで使用できます。詳細については、AWS Step Functions のデベロッパーガイドを参照してください。
AWS Step Functions の新しい組み込み関数は、AWS Step Functions を利用できるすべてのリージョンで一般提供されています。リージョンと提供サービスの詳細なリストについては、AWS リージョンを参照してください。